内容説明
マリア・カラスがその音楽活動を終えたのは1974年11月11日の札幌であった。15年後、この街に若きプリマ、タルガ・パルフェッタ、鮎村尋深が登場した“カルメン”公演の夜、カラスの遺品―金の十字架が奪われた。その十字架が秘めたカラスの“愛”を守るのは誰か。彼女の不可解な死の謎は誰が語り得るか―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
21
マリア・カラスがその音楽活動を終えたのは1974年11月11日の札幌であった。15年後、この街に若きプリマ、タルガ・パルフェッタ、鮎村尋深が登場した。“カルメン”公演の夜、カラスの遺品、金の十字架が奪われた。カラスの“愛”を秘めた十字架。それは彼女の不可解な死の謎を解く鍵となるのか。 「椿姫を見ませんか」の続編。1989/05/12
kanamori
2
☆☆☆再読2020/04/10
のんたん
2
守泉くんと尋深ちゃんシリーズ第2弾。前作で芸大生だった2人がそれぞれの道を歩み、再会。マリア・カラスを題材にしたミステリ。結論を限定しない書き方に、森さんの考え方が見えてくる感じ。第3弾の蝶々夫人も読みたいなぁ。手に入るかなぁ。。2018/01/01
外道皇帝
1
再読。何度読んでも尋深様はいい女。会話の妙が冴えに冴えてる。2022/06/03
Yuゆ
1
尋深ちゃんと守泉くんがますます素敵な第2弾オペラミステリー。マリア・カラスにも詳しくなりますが、私的には札幌の街とアルファロメオのジュリアコンバーチブルに興味を持った一冊。2016/04/25