内容説明
ロシア人の姑と日本人の嫁の愛の闘い。結婚翌日から始まった姑の厳しいレディー教育、嫁教育を、天性の明るさで受けとめて、「もう１度やってみよう」とくじけず、姑から「私の娘」と愛称されるまでの日々を刻む。
目次
第１章 結婚
第２章 出逢い
第３章 お義母さん
第４章 山手の暮らし
第５章 家が燃える
第６章 美しい朝
第７章 戦争は終わった
第８章 それからの私たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nonicchi
4
ファミリーヒストリー、小澤征悦さん回を見て、もっと詳しい事が知りたくて。著者の入江麻木さん、この本の出版の翌年にお亡くなりになってるんですね…。2019/09/22
ココマ
1
何度も読み返して、いろいろ参考にさせてもらっています。全体的にロマンチックな感じですが、本当は毎日泣きそうなのに苦労を苦労と書かない入江さんはすごいと思います。
ako
1
義母と家族への愛が溢れている作品。麻木さんは、小澤征良さんのお祖母さんで、料理研究家でもあった方です。戦前にロシア人の方と結婚し、まったく文化の違う生活に戸惑いながらも、自分らしく楽しみを見つけて生活していた様子がわかります。義母が亡くなる間際に、私の娘はあなただけと伝えられたそうで、その言葉が作者にとってどれだけ嬉しかったか！１人の女性の半世紀を振り返る作品で、とても素敵な作品です。2010/09/23
yukino
0
この人の料理の本を見て、更に小澤征良さんの「おわらない夏」で興味を持った。2012/03/20
