感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
11
1982年に米国で出版された「In Search of Excellence」の日本語訳です。 日本語訳は、当時著者等の同僚の大前研一です。 本書は三部構成になっており、最後の部で、「超優良企業」とみなした企業の共通項を以下の8項目として、その解説を行っています。 1. 行動の重視 2. 顧客に密着する 3. 自主性と企業家精神 4. ひとを通じての生産性向上 5. 価値観に基づく実践 6. 基軸事業から離れない 7. 単純な組織・小さな本社 8. 厳しさと緩やかさの両面を同じに持つ2020/01/10
き
3
1982年に出版されたアメリカの超優良企業の特徴について書かれた著書。当時アメリカの産業界は日本や西ドイツの猛追を受け、相当自信をなくしていたのだなと感じた。随所に日本的な経営の特徴がアメリカの優良企業にも見られるということが語られている。ボトムアップ、品質へのこだわり、企業文化の浸透、組織内の人の流動性、家族的な従業員とのつながり等々。美化されすぎているというか、良い面しか書かれていないと感じた。強い文化もその価値観が根底から揺るがされるような環境の変化や技術革新を乗り越えるのは難しいということか。2016/06/08
isao_key
3
全部で約550ページに及ぶかなり分厚い本。当時日本でもかなり評判になった本である。またスチュアート・クレイナー『究極のビジネス書50選』にも選ばれている。書かれた当時の超優良企業といわれるアメリカの企業の組織形態、企業理念、システム、管理などについて分析し、超優良企業といわれる理由を解明していく。この中でよく出てくる言葉が、シンプル、スモール・イズ・ビューティフル、風通しよく、簡素化などである。取り上げている企業の中には、今ではどうかなという企業もあるが、成功する企業のある一定の指標とはなるだろう。2012/04/24
ponta
0
妄想大事でしょ2014/03/04
いかちょー
0
1983年に発刊された本だが、8つの基本は今の日本でも十分に通用するのではないかと思う。「アントレプレナーシップ」「イノベーション」といった言葉は今でも廃れていないキーワードだ。経営者だけでなく、マネジメントに携わる人には是非一度目を通して欲しいと思う一冊。2010/01/21