講談社の翻訳絵本 アンジェリーナはバレリーナ

ホラバード，キャサリン【文】〈Ｈｏｌａｂｉｒｄ，Ｋａｔｈａｒｉｎｅ〉/クレイグ，ヘレン【絵】〈Ｃｒａｉｇ，Ｈｅｌｅｎ〉/おかだ よしえ【訳】

講談社（2003/10発売）

• サイズ A4判／ページ数 1冊(ﾍﾟ／高さ 22X27cm
• 商品コード 9784061892293
• NDC分類 E
• Cコード C8771

出版社内容情報

20年以上読みつがれているイギリスの名作。
ねずみのアンジェリーナは、バレエが大好き。
けれど、おどってばかりで勉強もお手伝いもしないので、皆は困ってしまいます……。
人気のクラシックセレクション！

キャサリン・ホラバ?ド［キャサリン ホラバ?ド］
著・文・その他

ヘレン・クレイグ［ヘレン クレイグ］
著・文・その他

おかだ よしえ［オカダ ヨシエ］
翻訳

内容説明

ねずみのアンジェリーナは、バレエが大好き。家でも、学校でも、夢の中でもおどっています。勉強もお手伝いもせずにおどってばかりのアンジェリーナに、お母さんは困ってしまって…。１９８３年の刊行以来、世界じゅうで愛されてきたアンジェリーナ。イギリスの名作絵本シリーズが、いよいよ登場。読みきかせるなら２才から。一人で読むなら５才から。

著者等紹介

ホラバード，キャサリン［ホラバード，キャサリン］［Ｈｏｌａｂｉｒｄ，Ｋａｔｈａｒｉｎｅ］
シカゴ生まれ。１９６９年、ベニングトン大学文学部卒業後、ジャーナリスト、幼稚園教諭、フリーのライターなどを経て、１９８２年より児童書の執筆に入る。１９８３年からヘレン・クレイグと組み、「アンジェリーナ」シリーズに着手。現在までに１０作品以上を発表している。このシリーズで、ケンタッキー・ブルーグラス賞、Ｃｈｉｌｄ　Ｓｔｕｄｙ　Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ’ｓ　Ｃｈｉｌｄｒｅｎ’ｓ　ｂｏｏｋ　ｏｆ　ｔｈｅ　Ｙｅａｒなど多くの賞を受賞している

クレイグ，ヘレン［クレイグ，ヘレン］［Ｃｒａｉｇ，Ｈｅｌｅｎ］
１９３４年、ロンドン生まれ。祖父に高名な舞台芸術家であり、演出家・木版画家でもあったゴードン・クレイグを持ち、父は映画監督、兄弟はグラフィック・デザイナーという芸術一家の一員として育つ。フォトスタジオ経営、陶芸家・彫刻家としての活動を経て、１９７０年より児童書の挿絵画家として活躍。これまでに手がけた挿絵は、６０作以上に及び、「アンジェリーナ」シリーズで数々の賞を受賞しているほか、１９９５年度米国書店推薦賞など多数の賞に輝く

おかだよしえ［オカダヨシエ］
１９５０年、静岡県生まれ。青山学院大学仏文科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ヴェネツィア]

キャサリン・ホラバード文、ヘレン・クレイグ絵。二人のコンビによるアンジェリーナの一連のシリーズは、これまでに多くの賞を受賞。邦訳も現在、既に10冊を数える。これはそのシリーズの第1巻。お話は子どものアンジェリーナが、有名なバレリーナになるという、いたってシンプル、かつアメリカンな楽天主義が横溢するもの。絵はペンの線描に彩色がほどこされたもの。ネズミたちの擬人化以外はいたってリアルな筆致。アンジェリーナの部屋に置かれたぬいぐるみがネズミなのが可笑しくもあり、物語的リアリズムをも体現する。

2024/01/30

[momogaga]

【おとなこそ絵本】待合室用。アンジェリーナの”dream come true”のお話。夢が叶うためには、本人の努力と両親のサポート、そして指導者の熱量なんですね。

2020/12/02

[emi]

ねずみのアンジェリーナはバレエに夢中。家でも学校でも夢の中でも踊ってばかりで、皆困っています。お母さんはお父さんにどうしたらいいのか相談するのですが…。小さな頃の好きなものって純粋でひたむきに「私はこれが一番好き！」とばかりに打ち込みますよね。その夢を叶えるには、もちろん本人の情熱は必須だけど、その気持ちを守ってあげる大人もまた必須。アンジェリーナのおうちの一つ一つの絵が細かく丁寧で、イギリスの普通の（ねずみの）暮らしが見え、パパがオットマンに足を乗せながら新聞読む姿も愛くるしい♪バレエのパにも注目です。

2015/05/21

[seraphim]

アンジェリーナはバレエの大好きなねずみの女の子。踊るのに夢中で、部屋の掃除もしないし、学校にも遅刻する。お母さんがどんなに注意しても聞かないので、ある日、お父さんとお母さんは町へ行って…。女の子が喜びそうなお話。どうも親目線で読んでしまう。アンジェリーナの両親のとった行動はすごい。もし自分がこの両親の立場なら、うまくアンジェリーナの才能を引き出せなかっただろう。好きこそ物の上手なれ。こんな風に自分の「好き」を貫き通せるのが、才能があるということなのだろうな。

2016/01/28

[にゃんこ]

【図書館】 ピンクのチュチュを着たアンジェリーナが可愛い(*´ω`*) 夢に見るほど大好きで、いつも踊っているアンジェリーナ。 パパとママの対処の仕方がいいね♪ だから、アンジェリーナは夢を夢で終わらせずに貫けたのかも。 アンジェリーナのお部屋がまた、可愛くて（≧∇≦） お部屋だけでなく、劇場などもとても細かく描かれていて、じっくり楽しみました(^ ^)

2014/08/17