ムーミン童話全集<br> ムーミン谷の十一月

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ムーミン童話全集
ムーミン谷の十一月

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  • サイズ A5判/ページ数 310p/高さ 22X16cm
  • 商品コード 9784061882287
  • NDC分類 K949
  • Cコード C8397

出版社内容情報

北欧の詩情あふれるファンタジー童話。  もう11月。冬眠に入る直前のムーミン家に、いつもの友だちが集まってきました。ところが家の中はもぬけのから。一家はヨットで冒険の旅に出ていたのです。   小学中級から

内容説明

11月―。ムーミン谷はもうすぐ冬。人こいしくなって、ムーミン家をたずねた人びと。でも、あのなつかしい、やさしいムーミン一家はるすでした。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けろりん

60
【第139回海外作品読書会】11月、何時だって、秋になると、旅に出るものと、残るものにわかれます。南へ南へと向かうもよし、いそいそと冬支度にはげんで、大好きな物で自分の周りを固めて、ゆっくりのんびり過ごすもよし。でも、何となく人恋しい季節。ムーミンたちに会いたくなって、谷にやって来た人々は、がらんと人気のないムーミン館を前に、愕然とします。一家は、何処へ行ってしまったのでしょう?小さなホムサ、ミムラ姉さん、スナフキンらは、それぞれの願いを抱えながら、お留守番を始めます…。寂しさと優しさに溢れるお話でした。2021/11/28

♪みどりpiyopiyo♪

37
ムーミン谷はもうすぐ冬。人恋しくなってムーミン家を訪ねた人々。でも、あの懐かしい優しいムーミン一家は留守でした。前作『ムーミンパパ海へいく』の裏側の物語です。■ムーミンシリーズの登場人物達(人ではなくて妖精的な何者かだけど)は、私達の社会の縮図。個性が強く、困ったことも起きますが、いつしか折り合いもついて。■巻末の、フィンランド文学研究家 高橋静男さんの解説は、ヤンソンさんに招かれた時のお話から物語のキャラ分析に繋がる流れがなるほどで、楽しく読みました ( ' ᵕ ' ) (1970年)(→続2019/06/14

ちどり

20
‘再読’ムーミンシリーズ最終巻なのに、ムーミン一家は登場しません。スナフキンとサブキャラ(ホムサ ヘムレン ミムラねえさんetc..)達が、ムーミン谷へ訪れに来ますが、ムーミン一家はお留守だったのでムーミン家で彼らが帰ってくるまで家に滞在します(ムーミン家は家に鍵をしません)登場キャラクターは皆、自我が強く個性的な妖精がいっぱいです(皆妖精なのかな?)“人の名まえをわすれると、ちょっと、ゆううつになりますが、自分の名まえをわすれることができるのは、とてもすばらしいことです。”素晴らしい持論,,,,2014/09/12

おはなし会 芽ぶっく 

16
記入漏れ。秋のおはなし。ムーミン一家をたずねた人びとは、ムーミンたちが留守でがっかり。と思ったら留守宅にお邪魔して住んで待ってる(笑)こんな勝手が許されるのだろうか?しっかりしているのは、いつもスナフキンとミムラ。2019/03/03

ぱせり

13
ムーミンの友達にとって、ムーミン一家は夏の輝かしさや楽しさの象徴のよう。だから十一月にはいないのかな。十一月は重苦しくさびしい季節、と思いきや、夏とはまったく別の美しい季節のはじまりだったようです。友人たちにとって、ムーミンなしで暮らした十一月はきっと、夏とは違う彩りのかけがえのない物語になるだろう。美しい場面や思わず立ち止まらずにいられないフレーズに、付箋をたくさん貼りました。2010/11/26

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