内容説明
日本海に臨む海東市にある白楊学院の日高院長は竜堂兄弟の亡き祖父の友人だった。その院長からある日、SOS信号を受けた四兄弟は、二学期の始まりから学園を救うため出撃した。謎の転校生・終と余は巨悪たちの集う仮面パーティに潜り込み、大暴れ。怒りの四兄弟がそろってドラゴンに変身するのはいつか。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
23
どこにでもありそうな闇の宗教団体の話だった。金銭目的の宗教団体は現在の日本に数多くあるが、竜の力を借りないと撲滅できないのだろうか。人の手でなんとかしたいと思うのは皮肉であると思った。
佐島楓
20
番外編。四兄弟ははたして「正義の味方」なのだろうか? という疑問がわきました。たぶん自分たちの守りたいもののためだけに戦っているのだろうけれど。単純な二元論を持ち込まないのがこのシリーズ最大の魅力だと思います。2012/07/18
Tetchy
18
いや~、痛快、痛快!なんと気持ちの良い読書だった事か。サイコー!2008/11/03
サン
16
創竜伝シリーズ5巻。番外編。神聖真理教団をおちょくる終と余が面白い。始が小さいころから家長として責任を感じていたことに感じ入る。田中さんはこういう一冊完結の話を書くとすっきりするのだなぁ。2021/05/09
なつみかん
15
四匹の竜とかいった設定はいくらか子供っぽいなぁとも思うのだけど、悪徳政治家だとか、悪の教団とかそんなところが〝現実世界〟•••この結末が気になります。2023/07/30