内容説明
魏の司馬仲達、蜀の諸葛孔明の作戦にはまり、爆殺される。これぞ真の三国志。孔明の巧みな軍略で魏の諸城は次々と陥落し、憂悶のうちに曹操は死ぬ。追いつめられた魏は呉と手を結び、最後の決戦を挑む。『三国志演義』の虚構を暴き、卓越した構想力で三国抗争の真相に迫る。壮大なスケールで描く歴史長篇。
感想・レビュー
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再び読書
27
再読です。多数の蜀派の誰もが、徐庶がいてくれたら、落鳳坡で龐統が死ななければと思った事が、期待通りに覆される。その後の蜀が三国を統一するある意味おとぎ話、これが出版されるのが、三国志が内藤陳先生のＮＯ．１冒険小説と言い切る魅力溢れる物語と言える。だから、こんなタラレバ本が堂々と出版される。現在「流星ワゴン」もドラマ放映しているが、少し似た感じがする。まあ、簡単なハッピーエンドではないのが、ドラマ化される肝かも知れませんが。ぼくとしては荒ぶれ張飛がもう少し活躍してほしい。余談だが、キングダムも面白い。2015/02/09
maito/まいと
15
蜀が三国を統一する仮想三国志の完結編。さすがに蜀が強すぎると思ったのか、劉禅を暗殺させたり、劉備や孔明を統一目前で病死させたり、という配慮がかえって引っかかる（笑）魏や呉を少しずつ攻略していくのは現実感あっていいと思うけど、肝心の魏と呉の戦略がお粗末すぎて・・・そして史実じゃ病死する馬超が大活躍すぎて、この人一人でいいんじゃないかな、と思うほど（苦笑）もしこの展開が史実だったら、卑弥呼は奴隷もって訪問しにきたのだろうか、ちょっと興味が湧くところ（笑）2019/05/08
ようはん
10
コーエー三國志に登場した馬超の妹を始め割と創作武将がいるからコーエー 三國志の新武将作成では重宝したけど、それ以外の内容的は突っ込み所見つけるしか面白みがない。2020/02/14
CCC
9
うーん一本調子。戦闘面白くないから戦闘中心にしないで欲しかった。IFシナリオとしてもアレだけど。IFシナリオといえば個人的にはコーエー系三国志ゲームがいろいろ思い浮かぶが、魏や呉の顔も立てようとか、キャラクターを活かそうとか、そういうのがないのが違う。蜀を勝たせるのに力を注ぐあまり、いろいろなことがおざなりになっている感は否めない。でも面白いところもあった。馬超が華歆に凌遅刑まがいの拷問を加えながらカニバリズムに及ぶのは、明らかにやりすぎで笑った。たぶんそうしたツッコミどころを探すのが正しい読み方。2020/10/01
inami
5
◉読書（再読） ★3.5 上巻は劉備が漢中王に就き、魏の名将徐晃も黄忠に敗れ、いよいよ曹操を追い詰めたところまで・・、下巻はなんと魏の司馬懿仲達が孔明の作戦にはまり、爆殺されてしまう。孔明の巧みな軍略で魏の諸城は次々と陥落し、曹操はついに死んでしまうのです。追い詰められた魏は呉と手を結び最後の決戦に挑む！・・反三国誌は三国志演義に登場する人物の性格を生かした上で、非業の死を遂げた人物を生かし、全体をひっくり返しにしてしまう。まあ、蜀びいきの方々にとっては何ともスッキリです・・が、ホンマかいな・・という感も2017/11/08
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