講談社文庫<br> 処刑前夜

講談社文庫
処刑前夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 608p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061857124
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

テキサスの岩山とコロラドの清流を背景に聳えるマクファーランド邸。だがこの豪邸は呪われていた。前妻の死に続く二度めの妻と住込みの青年の変死。犯人と思われた男が逮捕されてからも奇怪な事件は続く、真犯人は他にいたのか。犯罪記者モリーの決死の努力にも拘らず犯人処刑の時は刻々と迫ってきた。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

goro@80.7

45
苦労して書き上げた死刑囚ルイが起こした数々の殺人事件を本にまとめ出版した犯罪ライターのモリ―。処刑1週間前になり、ある事件は無実だと言い始めたルイ。関係者の周りで起こり始めた模倣殺人。真犯人は別にいるのか!?使い古された設定だけど、熱い女モリ―に元夫の警部補、姉妹のような娘など登場人物達も良く練られて最後まで飽きないわ。そして後半に出てくるシスター・アディ。彼女は物語の良心だ。彼女に癒され救われる思いだでした。前作とは趣が違うけど物語は数段パワーアップしてるしこれは次の作品も読みたい作家です。面白い!2017/01/11

Mzo

14
森博嗣のルーツ・ミステリィ100より。なかなか面白いサスペンスでした。40代の女性ライターが主人公、という設定はあまり見ないけど、思ったよりすいすい読める。訳もいいのかな。終盤の展開などは映画向きかな、とも思います。2016/09/29

あつぼう

8
宮部みゆき氏が大絶賛した事件記者モリー・ケイツを主人公にした本作。連続婦女暴行殺人事件の犯人ルイ・ブロンクについて書いた本を出版した彼女の周りで次々と不審な出来事が起こります。しかもルイ自身が最後の事件は自分の犯行ではないと告白。モリーは真犯人を探そうとするけど死刑の時は刻々と迫ってきます。死刑制度というのがテーマになってくるけど、読んでるとアメリカの死刑制度についての問題点も伝わってきます。自分自身かなり考えさせられました。シリアスなだけではなくユーモアも交えた展開なんで楽しく読むことが出来た1冊です。2010/01/31

マイ

4
3:相変わらずのモリー・ケイツのシリーズだった。面白いが、「神の名のもとに」程の衝撃はなかった。死刑制度に関しては私もモリーと同じく反対だが、反対の理由はモリーとは違う。キリスト教的な要素が強い本作品では、そうでない私には少し理解できない部分もあった。また、ここまでの長さの割に内容が薄かったのも残念。最終的に、ルイの印象をよくして終わる、そこも正直気に入らなかった。2013/08/02

負け猫

4
題名だけで、何となく購入。だいぶ当たりだったと思う。読み進めると、だれもかれもが怪しく思えてきてしまい、ラストの方では、なんだって~?!からの、あーそういうこと!!的な。主人公は、結構年いってる女性なのに結構タフで好きだわ。2013/04/25

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