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講談社文庫
真犯人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 532p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061855700
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

私を殺してもけだものは死なない。そう書き遺して黒人死刑囚ロニー・ジョー・ワデルは電気椅子に座った。果たしてその夜から起きた連続殺人事件現場からは、ワデルの指紋が発見された。被害者の十三歳の少年、女性霊能者、検屍局主任を殺した真犯人は誰か。そして今、女性検屍官ケイの身辺にも陰湿な罠が。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆいまある

70
4作目。ガラリと作風が変わる。予想通りケイは禁煙、マリーノは離婚。怪しげな恋人マークは既に故人(!)。執行された死刑囚は実は別人?生き延びた死刑囚が次々殺人事件を起こしている?愛する人を亡くしたケイは周囲に心を閉ざし、そのせいで部下に裏切られ、殺人事件の容疑者に仕立て上げられる。孤立するケイに感情移入してしまい、今まで以上に緊張して読んだ。かつての嫌な教授が実はいい人で後半は助けてくれてハッピーエンド。でも犯人は自供せず逃走。前3作では撃ち殺されて終わりだったのでまだましか。凄い熱量なので面白いけど疲れる2019/09/16

セウテス

53
シリーズ4作品目です。死刑が執行された囚人の遺体検死から場面は始まります。その後一見車内での自殺にみえた遺体検死で、殺人である事を指摘するスカーペッタでしたが、殺害現場と思われる場所から、先に検死した死刑囚の指紋が見つかる。死刑囚は今も生きて、この街を歩いているのか、それとも誰かの策略なのか。このシリーズが人気である理由の一つが、作品と作品の間の時間的な流れを、きちんと読者に分かるように描いている事です。本当に実在の人物が、日々の生活を頑張り悩み、そして喜び合いながら仕事に向き合っていると感じられます。2014/09/30

背番号10@せばてん。

34
1994年2月8日読了。検屍官シリーズ第4弾。あらすじは忘却の彼方。(2021年8月28日入力)1994/02/08

ヨーコ・オクダ

33
検屍官シリーズ4。今回やっと、「検屍官シリーズ」と聞いて自分が当初期待していたような内容。死刑執行された人物の指紋が、後に起こるいくつかの事件現場から発見された!?ケイが真相に近づこうと奔走すればするほど、検屍局内部、役所、警察、マスコミ等々によってケイ悪人説が湧いてくる。ホンマに信用できる人物は誰か?真実は??真犯人は???いやぁ、3巻と4巻の間にいろんな出来事が起こった設定になっていてちょっとビックリ。マークに依存するケイについて、ルーシーとグルーマンの意見にはうちも賛成。見る目あるよねー。2019/09/09

Yuna Ioki☆

31
444-77-37 こちらも再読。もう少し短くシンプルでも良かったのでは?^_^; やっとルーシーの活躍が見れるようになったのだが、パソコン用語やプログラム系やらシステム系はスカーペッタと同じくチンプンカンプン(笑)マークが死ぬことはおぼろげに憶えていたものの、あまりのあっけなさにびっくり(笑)真犯人であるゴールトが今後どのように関わってくるのか?2014/02/23

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