内容説明
凛々しく成長した忠輝は、越後福嶋藩の大名となる。福嶋藩のキリシタン化を企てる大久保長安には、忠輝を将軍とする新体制をつくりあげる野望があった。忠輝を狙う、兄の将軍秀忠と柳生宗矩。途方もないエネルギーを持つがゆえに、権力者たちの暗闘に巻きこまれていく忠輝の波瀾の生涯を描く伝奇ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まめこ
17
★★★★★鬼っ子さまと秀頼のお忍び京見物、才兵衛とひょっとこ斉の戦い、長安の野望など引き続き読み応えある中巻。イスパニア脱亡命計画とか痛快~!長安が亡くなっても野望はもう止まらないのか。これから大坂の陣なのに秀頼と義兄弟になっちゃってますよ…辛い予感がつのっていく。結末覚えてないけど、姑息で悪どすぎる秀忠と宗矩がこのままなわけないよね。さー最終巻へ!2023/10/22
わたなべよしお
14
ふ~ん、切支丹ですか。支倉常長まで出てきて、伊達藩がなぜ、イスパニアへ船を出したか。やっぱり、奇想天外。でも、案外、そうなのかも、なんて思ってしまう。忠輝も魅力的だし、家康だって、なかなかいいじゃん。2021/01/12
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
1992年12月15日 初版。。。おもしろいねぇ読メの人に教えてもらった作家さんなのですが、あくまでも小説なのですが、物凄く文献などにあたっていて「ほんまかいな」と思わせる部分が多い。2021/04/13
蕭白
6
ますます魅力的になってくる主人公。2018/05/28
Akira Katuta
6
大久保長安の最後が、影武者徳川家康を読んでいたため、裏事情?別視点?でストーリーが絡まっていて程よく程よく。この後の忠輝の生涯を読み進めたくない気もするが、下巻へ2015/04/02