講談社文庫<br> 迷路館の殺人

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講談社文庫
迷路館の殺人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 378p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061852266
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

奇怪な迷路の館に集合した四人の作家が、館を舞台にした推理小説の競作を始めたとたん、惨劇が現実に起きた。完全な密室と化した地下の館で発生する連続殺人の不可解さと恐怖。逆転また逆転のスリルを味わった末に読者が到達する驚愕の結末は?気鋭が異色の構成で挑む野心的な長編本格ミステリー。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

211
現在の建築基準法の下では決して工事許可が下りないと云われる館。そんな下世話な心配は別にして、個人的には本作は館シリーズでも上位3作に入る作品です。とはいえ、その結末ゆえ、特に賛否両論、特に女性からあまり好かれていないという意見もある作品ですが。作中作で装丁も講談社ノベルスにして、凝りに凝った氏のマニアック振りが出た作品ですな。2008/11/09

紅はこべ

145
重要アイテムにワープロが使われていることに時代を感じる。館ものというだけでなく、入れ子構造やメタフィクションが好きな私にとっても楽しめた作品。この作品自体が本格ミステリへのラブレターみたい。四人の作風の違う作家の文章の書き分けも大変だったろうな。2009/04/12

とも

112
綾辻さんの3作目。想像を何度も覆された。ここから続いていく、新たな始まりを感じる。面白かった。次の時計館に行ってみよう。2023/01/14

takaC

103
中毒になるどんでん返し。(1995年)1999/01/01

みのゆかパパ@ぼちぼち読んでます

92
閉ざされた地下の館「迷路館」で起こった殺人事件をめぐるミステリー。関係者が推理小説という形式で再現した事件の顛末それ自体が、密室あり、見立て殺人あり、ダイイングメッセージありと盛りだくさんなのだが、それで終わらないのがなんとも憎い。作中作の後で、誰がなぜこの物語を書いたのかを明らかにすることによって事件の様相まで一変させ、さらなる驚きを用意しているのだから、ただただうならされる。ここまでやるかという思いもなくはないが、それよりも見事に騙された快感が勝り、さすがは綾辻さん!と感嘆。続編が楽しみで仕方ない。2013/01/26

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