出版社内容情報
【内容紹介】
竹内しのぶ、25歳、独身、短大卒。大阪大路小学校6年5組担任の教師。ちょっと見は丸顔の美人だが、口も早いし手も早い。そのしのぶセンセのクラスの福島の父親が殺された。事件解決のためにしのぶセンセと教え子探偵団が大活躍。エリートの本間と刑事の新藤もしのぶをめぐって恋のさや当て大捜査戦。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
178
まだ携帯電話のない時代の頃のミステリー連作短編集。家に電話して親が電話に出るたびに、妙なドキドキを感じた自分を思いだしました。物語の方は、頑張れ新藤！という感じですね。ちょっと残念なのは少年探偵団というからには、もっと少年達が活躍すると思ったのですが、そこまで活躍しなかったですね。まあこんなもんでしょう。楽しく読めました。2019/09/25
こうじ
152
⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった(*^_^*)しのぶ先生がサザエさんに見えてしまった^_^大阪が舞台なので、人情あるさっぱりした話でした。でも、いい先生だなぁ。読んでて楽しかったよん(*^_^*)2017/09/14
夢追人００９
151
大阪のど根性見せたるで！とばかりに東野さんが気張って書き上げた浪花のミステリー、しのぶセンセの事件簿１冊目でんな。おもろい！せやけどそれだけやのうて推理もそこそこひねってて、どれも全然ありきたりやなくけったいなトリックも入ってて大したもんやなと感心したわ。しのぶセンセは勘が鋭うて推理もどんどん冴えて来るし末は浪花のミス・マープルっちゅう所か、女だてらに度胸も抜群で「なめとったら承知せえへんで」とハイヒールのかかとで頭をどつかれそうや。たこ焼き、お好み焼き、イカ焼きを食べがてら大阪各地を巡るのもお奨めやね。2018/12/03
ちはや＠灯れ松明の火
144
困ってるモン見逃せんのが浪花の人情、身近で起こる騒動を見逃さんのは生まれついての好奇心。健啖健脚を誇る西の女名探偵しのぶセンセ、教え子のためなら一肌どころかハイヒール脱いで全力疾走、ついでに武器として再利用。元ソフト部エースで四番なめたらあかん。頼りない刑事コンビの前に次々転がる他殺体、警察に協力すんのも市民の義務やとたこ焼き食べて推理披露。悪ガキども改め少年探偵団、センセのために手掛かり探して町中追走。ヒラ刑事VSエリート会社員のセンセ争奪戦勃発、センセのパワーとスピードについて来れるんはどっちやろ。 2013/03/22
とも
132
大阪の空気感、いい雰囲気がすごく伝わってきた。 しのぶせんせの恋の行方が楽しみ。 早く続きを読んでみたい。2021/07/11
