講談社文庫<br> 東眺西望―歴史エッセイ

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講談社文庫
東眺西望―歴史エッセイ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061850026
  • NDC分類 204
  • Cコード C0195

内容説明

古今東西、人類は果てしない歴史の営みを継続してきた。秦の始皇帝陵のおびただしい兵馬俑、草原に展開する遊牧と定住のドラマ…。文明の波は全世界に寄せては返し、人間存在の重みを証明している。過去、現代・未来への流動と息づきを地球規模で展望し、人の英知と歴史の知恵を模索する名エッセイ。

目次

光は東より―「アジア」大航海時代
問われる意義―第二次世界大戦と現代
茶は世界を変える―アメリカの独立と茶
人類のはてしない歩み―「歴史」以前の重み
無尽蔵の宝庫―「遺丘」と粘土板文字
栄光のはじまりと継承―ギリシア・ローマからイスラムへ
あやしい魅力―インド史の底流
点と点のあいだ―古代中国史の謎
タシュクルガン・アラムート―二つのイスマイル派
ふしぎなデュエット―ヨーロッパの光と影
分裂と断絶の奥―「大唐の春」前史
東と西を結ぶ糸―ビザンツとモンゴルを継ぐ
草原の嵐―遊牧と定住のドラマ
歳幣の役割―文明の落差を埋める
南海への道―中国文献に見る東南アジア
近代ヨーロッパとアジア―風説書虚報の背景
アジアの解放―アジア思春期の二巨人
事件と情報伝達―アヘン戦争と日本の開国
エーゲ海の東と西―帝国主義時代の民族意識
歴史の節目―現代史を生きる

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

6
自本 本箱発掘で 91年出版 陳先生のファン 何年振りかの再読で気になったのは兵馬俑の話。等身大と言うのは始皇帝陵のだけだそうで、他はせいぜい50cmらしい。この兵馬俑についての記録もないと。他の水銀の海のある地下宮殿とかについては史記に描かれているのに。民衆十字軍と言うのも気になった。キリスト教にとってイスラムと同様の悪であるユダヤ人を襲い、財産を奪って戦費とし宗敵を減らす民間軍。これが延々と尾を引くんだね。2018/03/18

ダージリン

2
陳舜臣氏の作品は学生時代に良く読んだので懐かしかった。やはり中国の歴史が面白かった。全篇面白かったが、遼、金と宋の関係のところや、玄奘など西域を訪れた中国の僧達の話、孫文の話なんかはなんかは好きなところでもあり、特に興味深く読んだ。こういうのを読むと歴史の舞台を実際に訪れてみたくなる。2019/01/06

亀様

1
主にアジアの歴史に思いを寄せて書かれた歴史エッセイ。様々なことについて書かれていますのでおもしろいです。2003/11/25

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