講談社文庫<br> 殺人ダイヤルを捜せ

講談社文庫
殺人ダイヤルを捜せ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 260p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061842465
  • NDC分類 913.6

内容説明

綾子は商社の電話交換手である。夜の退屈しのぎに女友達からそそのかされて、テレフォン・セックスを始めた。そしてある夜、ダイヤルをまわしたとたん、耳に入ったその声!綾子がその番号の持ち主を知ったとたん、事態は恐ろしい方向へとすすみ、彼女をがんじがらめに…。鬼才が都市の恐怖、人間の弱点を衝撃的に描いたサスペンス秀作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

57
シリーズものとまるっきり違うタッチで、島田が書いたとは本文だけなら分からない。主人公の女が、自分はお人好しで嘘がつけない、でもプライドは高くて回りの男より、もっと自分にあった男は必ず居ると信じるバカ女なのが問題だ。様はただの痛い女。これで半分は、読む気が薄れる。この主人公が殺人のアリバイ作りに利用されて、相手の女が巧く幸せに成っているのに腹を立て、復讐しようとする話。勝手にやってくれ。電話のトリックがアリバイを成立させるんだが、ダイヤル電話を知らなければ、ピンと来ないだろう。サクッと読めるが、気分は悪い。2015/02/10

ホームズ

32
久々に読んでみた。かなり時代を感じる作品ですね(笑)ダイヤルって時点でそうなんですが「ナウい」って言葉がちょっと読んでいて笑ってしまった(笑)内容は結構怖い所もある感じで楽しめたかな(笑)みんなにお勧めできるような作品ではないけど(笑「)2012/12/30

coco夏ko10角

29
ある番号にかけてみたら聞こえてきたのは助けを求める女性の声だった…なサスペンス。昭和のミステリー小説って個人情報けっこう簡単にゲットできたりするけど、本当に素人が探ろうとしたらこうなるよね…な途中よかった。トリックの一部に関しては昭和生まれの自分ですら「そういえばそんな仕組みあった!…ような…」と(汗2020/08/08

Yun

24
商社に勤める綾子が、ある夜電話をかけた先で偶然聴いてしまった殺人の現場。そこから事態は思わぬ方向へ転がりだす。書かれた時期がかなり前らしく、電話はダイヤル式だし、ディスコとか出てくるし。だが、そこはさすが島田荘司氏。面白い。十分に楽しめた。2015/11/05

asako

22
内容はスピード感もあって面白かった。電話怖い(*_*)今じゃ考えられないトリック!!…ある意味携帯電話が普及してる今も違う怖さがあるか。。初の島田作品!違う本も読んでみます♪2015/10/12

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