内容説明
1981年夏、甲子園の高校野球大会決勝戦は、京都商業と報徳学園の間で戦われたが、その中に7人の「在日」朝鮮人選手がいた。民族の誇りと野球への情熱を持って全力を尽した彼らの背後には、在日の若い世代が日本でいかに生きていくかの切実な問題があった。7人の青春の軌跡を追う感動ドキュメント。
目次
第1部 甲子園の異邦人(甲子園、1981年夏;7人の球児たち;甲子園の異邦人;京都商業の4人;報徳学園の3人;出会い;決勝戦;故国の土;それぞれの未来へ)
第2部 わたしたちの生い立ち―金賛汀を名乗るまで