内容説明
はたして腎臓は間に合うのか。腎臓移植手術をめぐる人間ドラマを、サスペンスタッチで描いた傑作長編小説。交通事故による脳死の患者から腎臓をとり出そうとする青年医師。開腹された状態でそれを待つ少年とその家族。現代医学の最先端・臓器移植テーマに、緊迫の夏の一日を迫真の筆致で描きつくす。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
美雀(みすず)
29
医療は日々進歩している現代では考えられない話というか、臓器提供カードを本人が所持していても家族にとっては衝撃的なんだろうな。まだ移植手術に理解がない時代の出来事だから苦労したんでしょうね。提供する側と提供される側の事情がなんともメロドラちっくな描写は渡辺先生らしいですね。2015/02/14
James Hayashi
26
再読とは知らずに読了。腎臓移植の話し。前回はつまらないと書いたが、今回はなかなか面白く読み通した。多少は医学的知識が増えたためか、移植の難しさを理解できるようになったからかよくわからないが、移植のコーディネートの難しさは想像以上。初出から30年以上経っているので、ドクターヘリとか移植の技術も進化している事と思いたい。2018/12/22
James Hayashi
3
移植現場の臨場感を期待して読んだが、移植臓器の輸送中、交通渋滞に巻き込まれ、にっちもさっちもいかなくなる話。非常につまらない。2013/04/27
mari
2
視点が面白い2011/01/24
b☆h
1
視点が面白い2011/01/24