講談社文庫<br> 山猫の夏〈上〉

  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
山猫の夏〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 372p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061840485
  • NDC分類 913.6

内容説明

ブラジル東北部の小さな町エクルウは2百年も前からアンドラーデ家とビーステルフェルト家に支配されている。百年ほど前のある事件から両家はことごとに対立反目し、爾来、殺し合いが絶えたことはない。そんな怨念の町に、ある日、弓削一徳、そう、〈山猫〉が飄然と現れた。―吉川英治文学新人賞・日本冒険小説協会大賞同時受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Urso

11
ブラジルものということで読み始めたけど、ブラジル感は比較的薄め。二つの家が憎み争いあうこのエクルウという町で起こった"ロミオとジュリエット"的な事件と、それの捜索に雇われた山猫という日本人がこれからどうなるの?下巻へ。2017/08/17

たーくん

4
再読。二十数年振りに読んだ。ブラジル東北部の小さな町で憎しみ合うふたつの一族。そこに現れた山猫・弓削一徳。作中の「おれ」に読者のおれを重ねて読んでいた。山猫・とともに旅をしていた。ヒリヒリするような刺激に包まれる。一気読みだった。下巻にGOだ!2014/08/10

Marcel

2
上巻だけ読んだ感想は「猛き箱舟 ブラジル版」。物語とキャラクターのそれぞれの立ち回りが非常に似ている。キャラクターは猛き箱舟の主人公と灰色熊の方が、背景が掘り下げられているため好み。ただ物語の展開はここまでは本作の方がシンプルで好き。冒頭で山猫が張り巡らせていた不吉な伏線が、下巻でどう回収されるのか楽しみ。2014/10/03

dellasera

2
二つの家の抗争だけが巻き起こる町、そこで起こったロミジュリ的な駆け落ち劇。主人公は彼らを連れ戻すことはできるのか。弓削一徳が無敵すぎる。読みにくくはないんだけど、いまいち主題がつかめない。2011/02/10

1
下巻へ。2014/03/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/419637
  • ご注意事項