出版社内容情報
【内容紹介】
好きな果物は苺。ミルクの海でつぶして食べる――。財閥の御曹司と離婚して1年、乃里子はやっと自分を取りもどした。苺をつぶしながら考える――女の幸福って何かしら?女と男の理想的距離はどれくらい?でも、もう焦らない。楽しく生きてみるわ。――現代女性の愛を、真摯に美しく描く傑作長編小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
朝比奈さん
11
再読なのだが・・・35歳設定だったか!?もっと熟年女性の物語だと思っていたのでちょっとショック。2015/07/28
紅
8
財閥の御曹司である剛と離婚したあとのお話。一人で暮らすことへの幸福感に酔いしれていて、明るくて読んでいて楽しい。また、軽井沢の景色が現実に見るよりもきらきらしていて、すごく良い。剛が出てこないかと思いきや、延々と出て来たのは予想外だった笑。2015/06/28
夏子
7
大阪心斎橋界隈がとても魅力的に描かれた作品。 少し懐かしさを感じる上質な大人の女性の暮らしに憧れてしまう。2019/02/06
八角屋
1
最終的にいい感じになってヨカッタ。剛がホントに乃里子をあきらめたのかは疑問。この時期の田辺さん、よっぽどBBに入れ混んでいたとみえる。引用多すぎ。2019/10/11
hananahana
1
昔に書かれたものなのに、今読んでもおもしろい。2010/01/11