講談社文庫<br> 焦茶色のパステル

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講談社文庫
焦茶色のパステル

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  • サイズ 文庫判/ページ数 384p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061832992
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
東北の牧場で、牧場長と競馬評論家・大友隆一が殺され、サラブレッドの母子、モンパレットとパステルも撃たれた。競馬の知識のない隆一の妻・香苗を怪事件が次々に襲う。一連の事件の裏には、競馬界を揺るがす恐るべき秘密が隠されていた。注目の共作作家の傑作競馬ミステリー。第28回江戸川乱歩賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

散文の詞

165
馬については詳しくないので、そういう点ではよくわからないけど、サスペンスって点ではとても面白かった。 女性2人が危険な冒険をしてるところなんか、まるで2時間ドラマでもみてるみたいだった。 最後が、ちょっと雑な感じだったのが残念かな。 まあ、馬に対しての愛情が感じられる文章が好感を持てたのがよかった。 2022/03/30

takaC

88
光文社文庫のの杉原爽香シリーズ(赤川次郎)に紛れ込むことができる題名だね。実は高校時代に読んだことがあるのだがきれいさっぱり忘却の彼方。30年以上前だから仕方ない。むしろその頃読んだきりの本は改めて初読的に楽しめるということか?2018/12/10

青乃108号

85
何だか最後まであまり乗り切れないまま読み終えた。競馬に興味も関心もなかった事も、その一因だとは思う。それよりも、主人公たる香苗の、主人公でありながら、しかも夫を殺害された事件の関係者という立場にも関わらずその行動に主体性がなく、事の成り行きを傍観している感が最後まで拭えなかった事の方が大きい。香苗は友人の芙美子に引っ張られて事件の核心に近づいて行くのだが、前述したような理由でどうにも緊迫感が伝わって来ない。芙美子はバイタリティ溢れる魅力的な女性として描かれているのに、主役の没個性な点が何とも残念だった。 2021/11/23

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

74
乱歩賞受賞作。御大ディック・フランシスなど、競馬をテーマにしたミステリはいくつかあるけど、こういった視点のものはあまり見たことがなかった。題名は読んでなるほど〜。まずまず面白かったです。★★★

ALATA

71
本棚本再読。香苗の夫、競馬評論家の夫が殺され、友人の芙美子と真相究明のため幕良牧場に赴く。牧場長と当歳馬パステルと一緒に銃撃に巻き込まれホワイダニット?の様相を呈する。犯人の本当の狙いは何か?プロットの巧みさに唸ってしまいました。競馬には詳しくないが二転三転する展開は面白く、さすが乱歩賞といったとろろです。★5※ 本書で岡島二人さんを初めて知った。「これ本当にパステルか?」徳山さんの訃報を聞き再読。残念です。 2021/11/19

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