講談社文庫<br> 1973年のピンボール

講談社文庫
1973年のピンボール

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  • サイズ 文庫判/ページ数 176p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061831001
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
さようなら、3(スリー)フリッパーのスペースシップ。さようなら、ジェイズ・バー。双子の姉妹との〈僕〉の日々。女の温くもりに沈む〈鼠〉の渇き。やがて来る1つの季節の終わり――『風の歌を聴け』で爽やかに80年代の文学を拓いた旗手が、ほろ苦い青春を描く3部作のうち、大いなる予感に満ちた待望の第2弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

127
『風の歌~』の続編で、何度読み返したかわからないくらいの「僕」と「鼠」の【羊シリーズ】ですが、頁をめくるたびに文章が、セリフが鮮明に思い出されます。読んでいたのは主に高校生の頃で、いかに当時の記憶力が凄まじい?か思い知りました。特に【ジェイズバー】でのやり取りは、本当にオシャレでビールが魔法のアイテムかのように、粋な演出をヘルプしているかのようです。クライマックスの「ピンボール」との‘会話’は幾多の村上さん作品の中でも自分の好きなベストシーンに挙げられます。自分のライフスタイルの憧れが全て本作にあります。2015/05/01

林 一歩

43
再読。失くしたものを探すことがどれだけセンチメンタルな行為なのかを痛感させられる出来事があり、死んだ人には敵わないやと、ビルから身を投げた友達が最後に見た景色を同じビルの屋上から眺めながら感じた次第。彼女の後を追うほどモラトリア〜ムでもヒロイックでもなかったわけだが、自分が思っていた以上に、僕は年老いてしまった。2014/10/28

はらぺこ

35
自分はピンボールがアホ程ヘタやから興味ないけど、双子の姉妹はうちにも来てほしい。 ジェイの性別はどっちですか?自分は女やと思ってたんですが、読んでると男か女か分からんようになりました。自分の読書レベルの低さに泣けてきます。2015/10/01

kaida6213

29
再読。ゆっくり読んでると、落ち着いてくる不思議、村上初期作品。2014/07/28

Dai(ダイ)

27
どうでもいい話。物語りとすら言えない。でも、最後まで読んでしまう。そんな話。2014/10/20

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