講談社文庫<br> ブラック・ジョーク大全

講談社文庫
ブラック・ジョーク大全

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  • サイズ 文庫判/ページ数 316p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061830936
  • NDC分類 917

出版社内容情報

【内容紹介】
反社会性と共に、すさまじい毒をもつのが本来のブラック・ユーモア。笑えたとしても、その笑いの裏にはゾッとする恐怖や苦々しい思い、あるいは狂気が潜んでいる。そんなジョークを、スマートに紹介してみた648編。ジョークなしでは生きられぬ現代人間に、この書は毒となるか薬となるか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

79
ブラックさが病みつきになります。短い会話に笑いと狂気が込められているのが面白かったです。スマートなジョークを短い中に込められているのに引き込まれました。ブラックユーモア、エロス、下ネタまで題材は何でもありのカオスですが、毒気に当たると逃げられませんね。阿刀田さんのセンスが光っている1冊だと思います。2019/12/06

KAZOO

79
阿刀田さんがまだそんなに有名でなかった頃に、月刊「小説現代」に10年間にわたって書かれたコラムをまとめたものです。対話形式になっていて2,3回のやり取りで終わる短いものですが、結構毒の効いたものがあります。また当時でなければなかなかわからないようなものも入っています。2015/07/16

やっち@カープ女子

47
昭和の出版だけど、内容は古臭く無くて今でもやっぱり笑える。っていうかブラックなので苦笑いが多いかな。 子ども「お母さん、まっ赤な手袋が落ちているわ」母親「あら、中身も入ってるわ」→こんなのが648編(^◇^;)2014/06/21

優希

34
久々に読みました。もうこのブラックな毒性は病み付きですね。短い会話の中にある笑いとその裏の狂喜が非常に面白くて、体を蝕んでいきます。スマートなジョークを数行に込めるのでどんどんハマっていくんですよね。内容はブラックユーモアからエロス、下ネタまで何でもありで、カオスなんですけど一度毒気に当たるともう逃げられません。こんな楽しい本は世の中なかなかないのではないかと思います。いつでも中断できるし、かといってあまりに短い話の集まりのせいか逆にやめられず読んでしまうという不思議な本。阿刀田さんのセンスって凄いです。2014/05/08

金吾

14
よくこんなのを考え付くなあと思いました。題材は死や下ネタ、夫婦等が多いですが、多岐にわたっており結構クスリとします。著者のセンスに脱帽しました。2020/09/02

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