講談社ノベルス
ウロボロスの純正音律

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  • サイズ 新書判/ページ数 699p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061827172
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

マンガ制作のため竹本は古めかしい洋館「玲瓏館」へ。怪しい使用人、館に集まった錚々たる推理作家、評論家、編集者の面前で、あろうことか『モルグ街の殺人』見立ての殺人が発生。一同が推理を繰り広げるなか、第二の殺人が!犯人を突き止め、新たな凶行を阻止できるか?重層する暗号、舞い踊るペダントリー、知的興奮の極…傑作実名小説、待望のノベルス化。

著者等紹介

竹本健治[タケモトケンジ]
1954年兵庫県生まれ。大学在学中にデビュー作『匣の中の失楽』を「幻影城」に連載し、1978年に幻影城より刊行。日本のミステリ界に衝撃を与えた。1999年には『入神』で漫画家としてもデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やまだん

3
竹本健治の実名メタミステリ第三弾。囲碁漫画制作のために古めかしい洋館「玲瓏館」を仕事場とし,知人をアシスタントとして使っている最中に発生するモルグ街の殺人などの古典的推理小説に見立てた連続殺人事件について,京極夏彦や綾辻行人といったそうそうたる面々が推理に挑む。くらくらするほどの衒学的記述が満載であり,キャラクターも魅力的。竹本健治の作風はとても肌に合うのでかなり楽しめた。真相は,そこまで驚けるものではないが,このシリーズとしては分かりやすく,すっきりしている。全体的に見て,十分満足できるデキ(70点)2015/11/04

まるまる

3
 前に一回読んだ気がする…のは、オランウータンと地下合唱団にどうも覚えがあるからなんだけど。  解決が最高にぶっ飛んでいて、今まで真剣に悩んだのはなんだったのかという。 でも竹本氏に関してはそういう突っ込みをするのは野暮というか、これこそが竹本氏なんだろう。  ウロボロス、終わりらしいけどもう一回やってほしいなあ。2011/12/07

CCC

0
本筋はおまけです、ってなくらいに脇道部分の内容が濃かった。囲碁、音楽、少女漫画、天文学と話の幅がめっさ広い。それから、著名な作家が実名で出てくる。皆キャラが立っていて、人物を魅力的に書くのが上手いなあと思った。以上、シリーズ未読者の感想。シリーズの中で本作は若干作風が違うらしいし、他も気になる。2012/08/06

まつだ

0
福井某の事件だけでよかったのに……。しかもそれは全員がなかった事件扱いで。2011/05/06

tatsuru

0
歴代ウロボロスシリーズに比べると素直だった.これで終わりってのはちょっと寂しいな2010/06/27

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