講談社ノベルス
カンナ―天草の神兵

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  • サイズ 新書判/ページ数 275p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061826335
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

伊賀忍者の末裔で出賀茂神社の跡取りである甲斐は、日本史の常識を覆す重要な社伝を持ち去った諒司を捜して、東大生巫女の貴湖たちと九州・天草へ向かう。だが鍵を握るシスターは、何者かに殺されてしまった。事件の真相を追うなか、命の危機に直面した甲斐は、一揆軍を率いた“神の子”天草四郎の謎解きに挑む。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED百人一首の呪』(講談社ノベルス)で、第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

zag2

29
この2ヶ月ほどの間に読んだ本を一括記録。 この間読んだ「古事記異聞」が、なんだかしっくりこなかったので、高田さんの別なシリーズを読んでみようかと思い読了。ああーっ、シリーズ2作目から読んでしまった。シリーズ一作ごとに独立して楽しめる感じなので、最悪ではなかったけれど、主人公の人間関係など、1作目を読んでおけば良かったと思うことしきり。と言うわけで、近々1作目を読もうとおもったくらいに、面白かった。2023/09/20

とも

27
★★たまに大ハズレがあるが、この作品がその大ハズレ。天草といえば言わずと知れた天草四郎。彼との出会いは山田風太郎の「魔界転生」で善玉 柳生十兵衛の敵役として、魔界から蘇って武蔵や柳生宗矩、荒木又右衛門などそうそうたる剣豪を率いるリーダーとして強烈な印象であった。それゆえ、明確な人物像は無いまでも期待値だけは上がりっぱなしだったが、なぜ四郎なのか』なんてどうでもいいネタだけ残しほとんど歴史に言及することもなく終了してしまった。これ以上いうのはよそう。もう次に期待するしかない。2018/10/12

よっしー

22
諒司の目撃証言を追って、天草まで。今回は天草四郎と島原の乱に隠された謎に迫りました。幕府がキリシタンを弾圧、それに反抗した人々が原城に籠るも勝てなかった。そんな教科書通りの知識しかありませんでしたが、改めて知ると色々な疑問点が出てくるものなのですね。当時のキリシタンが幕府の目を逃れながら必死に自分達の信じる神を奉っていた。どちらが悪いわけでもないのでしょうが、宗教戦争は闇が深いと感じました…。2023/01/27

あっこ

21
天草四郎の謎のくだりは面白かった。その他の事件の展開は、正直、「う〜ん」という感じだったけど、歴史的な興味を満たしてくれるので、次巻も読んでしまうだろう。2015/10/07

ヘビメタおやじ

17
前作に比べるとパワーダウンという感じです。歴史部分も、なるほど感が聖徳太子ほどありませんでした。天草四郎の真実というには、すっきり解明されていませんし、推理部分も今までで一番おざなりに感じました。2016/04/05

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