内容説明
とてつもない依頼が巨大広告代理店にまいこんだ。犬猿の仲にある中国と台湾の代表を、神戸の「移情閣」で握手させてほしい、というのだ。キャンペーンをまかされた企画部長・塔原を待ち受ける数々の難問、しだいに明らかになる歴史の隠し絵、フリーメーソンの暗躍。…二転三転、息もつけぬ迫真のビッグゲームが始まる。
著者等紹介
多島斗志之[タジマトシユキ]
1948年、大阪市生まれ。11歳で東京に移る。早稲田大学卒。コピーライター、ディレクターを経て作家に。1985年初刊の『「移情閣」ゲーム』が長編第1作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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シアン
7
(図書館本)推理小説でもなく、ミステリでもなく、サスペンスが近いかも。歴史を紐解きながら、国同士の陰謀を描く。孫文やらフリーメーソンやらが出てくる割には読みやすい。その手の知識がなくても楽しめる。2015/06/13
Babel
0
歴史上の人物を掘り下げた小説は、小難しい部分があって少し苦手。でもこの作品は読ませてくれます。オチを言ってはいけないタイプの小説。だから読ませてくれるのかな(^^)2017/12/09
kanamori
0
☆☆☆2012/10/16
43才男性
0
孫文ってなに?それっておいしいの?レベルの私にもしかし広告代理店からフリーメーソン、南方熊楠まで、知識量が半端ないっす。ラストのどんでん返しまで一気に読んで、解説でさらにドキッとさせられた。2012/01/18
鈴と空
0
私にはあまり合わなかった。最後まで読んだので星は3つ付けたんだけど、「頑張って」読んだ感じ。2009/10/28