出版社内容情報
裏腹亭で始まった惨劇――。稀代の大泥棒に盗まれたものは!?
岐阜県の山奥――裏腹亭。偉大な作家・髑髏畑百足が生活していた建物に、その娘であり小説家である髑髏畑一葉はやってきた。三重殺(トリプルプレイ)の案山子――刑部山茶花――が送りつけた予告状から事件は始まる――。気鋭・西尾維新が御大・清涼院流水の生み出したJDCワールドに挑む!維新×流水=無限大!
西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他
内容説明
岐阜県の山奥―裏腹亭。偉大な作家・髑髏畑百足が生活していた建物に、その娘であり小説家である髑髏畑一葉はやってきた。三重殺の案山子―刑部山茶花―が送りつけた予告状から事件は始まる―。気鋭・西尾維新が御大・清涼院流水の生み出したJDCワールドに挑む!維新×流水=無限大。
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』にて第23回メフィスト賞を受賞しデビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Yobata
27
文庫版で既読済みなので再読。文庫版では「ダブルダウン勘繰郎」と同収録で、勘繰郎の方が面白かった思い出があったので「トリプルプレイ助悪郎」あまり覚えてなかったなw一回の盗みにつき三人殺す刑部山茶花が髑髏畑百足の最後の作品を奪おうとする話。年齢トリックと誤変換トリックで西尾維新らしい言葉を巧みに使ったミステリに強いキャラで読ませてくれるよね。いつかは本流の清涼院流水のJDCも読んでみたい。2016/01/16
犬こ
25
予測殺人、そこでその行動をするかな?といくつか頭によぎったことはおいておいて、発想と文章が面白い。トリックとか結末のアレコレはおいておいて、なんか面白い作家です。2016/06/10
多田幾多
25
西尾さあ……それはないって……そのネタは……まあ、なんといか、「絶句」。でも、内容は面白く叙術トリックが素晴らしく、ミステリーっぽいと言えばミステリー。しかし、或る意味邪道。つーか7歳で小説家デビューとか言動が大人っぽいとか、色々無理あるよな………ミステリーは何しても良いらしいな……2013/11/02
土瀝青
14
図書館本。ミステリーのことはよく分かっていませんので、どれくらいこの本を読めたかどうかよく分かりません、実は。ですが、何となく、読んでよかったという読後感が残る話でした。2015/12/24
END
14
維新を最初に読んだのが『ダブルダウン勘操郎』だった。久しぶりの本格推理は、ミステリーの講釈や読者への挑戦状、そして真相の二重構造。本家の流水よりよっぽどちゃんとしたミステリー。ただ、ライトノベルとしての維新に馴れすぎた為に、キャラクターが名前負けしてるように感じてしまう。2013/06/24