講談社ノベルス
イナイ×イナイ

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  • サイズ 新書判/ページ数 297p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061825314
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら“探偵”を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akira

45
Xシリーズ第1段。 久しぶりの新シリーズ。登場人物一新で、新鮮。装丁やタイトルほどは、おどろおどろしくなかったかも。 説明が丁寧で、状況が想像しやすい。短いわりに、謎解き部分が多くて、久しぶりにミステリィ的に楽しめた。ちょうど、モリログで本作の執筆時期のブログを読んでるけど、先生が禁断のオーディオ沼にハマりはじめていて、本作で真空管ネタ時には思わず…。 まだまだ登場人物も曖昧だし、これからってところだけど、シリーズを通した謎もありそうで、非常に楽しみ。次へ続く。 「ほかの四つを聞かせてね、今度」2013/12/06

ゆず

41
地下牢の近親相姦プレイ。ってどんな官能小説やねん。いえいえ本編は至ってエロティックな作品ではありませんので!しかし全体を通しての空気感が堪らなく好きです。森先生が久々だったから余計に美味しかった。旧家と後妻と地下牢と幕の内弁当。真鍋くんの天才っぽくない天才風味がツボ。常識人っぽいのに真空管ヲタな小川姉さんが好きです。モヤモヤが苦手な方本格ミステリをお求めの方は東野先生や宮部先生の作品を推奨します(笑)感想本体→ http://ameblo.jp/yuuzu-7/entry-12043244609.html2015/06/26

TANGO

39
「推理小説」を読みたくなって、積んであった本からとりあえず1冊。もっとおどろおどろしい話かと思ってたら、そうでもなく、何故殺したか、ではなく、誰が犯人でどうやって殺したか、を読むミステリ。探偵事務所の助手二人、Xシリーズがどんな展開になるのか、これから読むワタシは、これからが楽しみ。2014/09/18

yu

37
Kindleにて読了。 久々の森博嗣さんを。ラストにちょろっと西之園さん登場。そうですかぁ。先生ですかぁ。と、本編と全く関係ないところに懐かしさを感じてしまった。 ストーリーとしては、さら~っとした感じで、スイスイ読める展開。2015/05/16

あっ!chan

29
久しぶりに森博嗣さんを読みたくて、行き付けの図書館にあった最後まで読んでいなかった「Xシリーズ」第一作目を手に…7年ぶりの再読のためか全く記憶なく十分楽しめた。二枚目半のワトソン役の小川さんがなんといってもいい味出していて気に入りました。最後にお約束通り西之園萌絵さん(さすがに四季さんまでは出てきませんが…)が出てきて、ミステリー度も含めていかにも森ワールド…暫くはこのシリーズから目が離せません。2015/09/21

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