内容説明
地上１２メートルの松の枝に首吊り死体が！遺されていたのは「ηなのに夢のよう」と書かれたメッセージ。不可思議な場所での「η」の首吊り自殺が相次ぐなか、西之園萌絵は、両親を失った１０年まえの飛行機事故の原因を知らされる。「φ」「θ」「τ」「ε」「λ」と続いてきた一連の事件と天才・真賀田四季との関連は証明されるのか？Ｇシリーズの転換点、森ミステリィ最高潮。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タックン
59
始めはGｼﾘｰｽﾞの続編みたいな事件でよかったけど伏線だけで謎解きは解決せずに突然終わっちゃったって感じだなあ。 っでVｼﾘｰｽﾞの話は出てきて読んでないから困ったなあ・・・。 今後は犀川先生と萌絵ちゃんと紅子さんと四季博士のｵｰﾙｽﾀｰ・ｷｬｽﾄになるのかなあ？2013/06/17
KAKAPO
58
昨日（'１６/８/１９）読み終わったのに、感想・レビューが書きにくい『ηなのに夢のよう』、加部谷、山吹、海月、赤柳、雨宮と、Ｇシリーズの主力メンバーをベンチに控えさせ、お転婆さが蘇る！？萌絵と犀川先生に国枝先生、反町、金子を加えた場外乱闘！？が喧しい… 本編は、あくまで隠れ蓑で、登場人物たちが繰り広げる焦点をぼかした会話が、このシリーズの骨子なのだろう。しかしながら、仮にそうだとしても、物語としては、面白いとは言いにくく、通常のミステリーなら明かされるはずのトリックも、例によって放置されたまま幕が閉じる…2016/08/19
Ｋ
40
Gシリーズ第6弾。第5弾まで読んでS &Mシリーズから読み返していたので時間は開いたけど過去シリーズの人達が続々と出てきてやはり読み返して良かった。最後は悲しいことがあったけど続き気になります。2017/10/31
akira
40
Gシリーズ第6段。 静かな始まりと終わり。大きなテーマと共に、変化していく人たち。 様々な邂逅。まさに「夢のよう」。人物表で、今回がサービス回だとは分かっていても、実際に彼女たちが出てくると、テンションが上がる。久しぶりの彼女は、とてもシャープでスパイシィ。今後の関わり方も、気になるところ。 そして最後のシーン。Gシリーズの、一つの大きなテーマを象徴するかのような、静かな終わりと始まり。 「いい子ね。待っていてくれたのね」2013/09/12
Tadashi_N
32
事件の裏が動きつつある。別れの真相。2017/02/16
