講談社ノベルス
ソフトタッチ・オペレーション

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  • サイズ 新書判/ページ数 295p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061825079
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

連続する念動力による不法侵入と引っ越しの奇妙な関係、血飛沫の記憶と母の幻影に悩む女性、男の手料理が招く連続怪死、辻褄があわないことばかりの豪邸内殺人、男子学生が巻き込まれた拉致女性が密閉空間にテレポートしてくる奇怪な監禁事件―五つの超常事件を神麻嗣子、神余響子、保科匡緒が緻密な論理で解き明かす。「論理の神業」続出の大人気シリーズ最新刊。

著者等紹介

西澤保彦[ニシザワヤスヒコ]
昭和35年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒。高知大助手などを経て執筆活動に入る。第1回鮎川哲也賞で『聯殺』が最終候補作に。大胆な設定とめくるめく謎、それを緻密な論理で解決していく本格ミステリを偏愛し、こだわりに満ちた作風で新境地を切り拓いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kenplus

5
シリーズを取り巻く大きななぞはひとまず置いといて、チョーモンインの日常業務のお話。今回はテレポーターネタ多し。「闇からの声」の結末には、やられました。あと、母親の執念とかもちと怖い。「ソフトタッチオペレーション」でのテレパスの解説もなるほどと感心しきり。「ある意味、目撃者と言ってもいい。あなたは最初からずっと事件現場にいて、ことの成り行きと真相をその眼で、ずっと見守っていたんだよ。はっきりとね」2016/09/05

つむじ

4
チョーモンインシリーズの第8弾。これも「本筋」から離れた、外伝的な5編の短編集で、神麻嗣子、神余響子、保科匡緒は登場するものの、超能力に関わる「事件」の謎解きがメイン。本の題名にもなっている「ソフトタッチ・オペレーション」は好きです。できれば、この続編も、あれば読みたいなぁ2013/05/28

kidd

3
前作よりはいつものノリに近くなったかな。ただミステリ的にはおかしな点がちらほらあるような…。表題作「ソフトタッチ・オペレーション」はキャラ的にかなり面白い。これだけでシリーズ化して欲しい。「七回死んだ男」の主人公といい西沢保彦が描くこの手の、変に達観してる主人公は魅力があっていいなと思う。願わくばはやくシリーズの続きを書いて欲しい。。。2015/08/28

みっくん

2
嗣子ちゃんの話だけで追い出し問題を解く「無為侵入」、超能力者の幽霊モノの「闇からの声」、親離れしない母が怖い「捕食」、雪が密室になると見せかけて、の「変奏曲<白い密室>」、タイツフェチな男性の「ソフトタッチ・オペレーション」。 この作者さんの気楽に読めるけど、深く考えると黒いんですが、の典型例のようなお話。2015/11/25

hirayama46

2
チョーモンインシリーズの現時点では最新作。次はいつ出ますか……。/それはともかく、この巻は5作収録の短編集、表題作はノベルスで150ページ弱なので中編といってもいいくらいの長さかな。/気に入ったのは非ロジカルなのでいつもとは毛色が違うものの、西澤保彦の暗い一面が良く現れているサイコサスペンスである「闇からの声」かな。表題作はミステリ兼ハーレムものエロコメでなかなか楽しめました。ゆるくて良いです。マイさん好き。これは惚れる(個人的趣味)。2014/12/09

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