内容説明
某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。化学工学科秘書のスージィこと内野智佳の周辺でも不審な出来事が連続し、友人のルナも被害者となってしまう。事件は連続殺人に発展。それぞれに秘密を抱えた学部内の6人の人物の視点で謎を追うポエティカルな森ミステリィ。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。工学博士。某国立大学の工学部助教授の傍ら1996年、『すべてがFになる』(講談社ノベルス)で第1回メフィスト賞を受賞し、衝撃デビュー
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akira
24
シリーズ外小説。 うんうん、これも森ワールド。コジマケン氏のイラストとも相まって、とてもコミカルで可愛い作品(ふわふわ) ポエティカルミステリィ。その言葉が馴染む。キャラクターが順番に一人称でお話をしていく。始まりのキャライラストが面白い。悪そうだったり、不安そうだったり。そして、時々ある、ページまるごとを使っての特大イラスト。ほんとオシャレ。 久しぶりの舞台としての工学部。いろいろ絡みのあるキャラたち。猟奇的な事件。これはオススメです! 「では、もうスリープしてね、パソコン君。また明日。」2013/07/23
さく
13
コジマケンさんのイラストのおかげでやたらポップな感じに仕上がっている。物語の間に差し挟まれるポエムみたいなものがよくわからない。というか全体的に適当に書かれたような印象(笑)2017/01/26
ソラ
10
内容(「BOOK」データベースより) 某国立大学工学部で多発する暴行傷害事件。化学工学科秘書のスージィこと内野智佳の周辺でも不審な出来事が連続し、友人のルナも被害者となってしまう。事件は連続殺人に発展。それぞれに秘密を抱えた学部内の6人の人物の視点で謎を追うポエティカルな森ミステリィ。 2009/02/08
ariel
7
イラストがかわいい。それに騙されました。 体温が感じられない人ばかりでけっこう怖い。まさかの犯人。 森先生は詩人でもありマジシャンでもあるのかな。びっくりさせられました。2018/06/11
Alice
7
犯人の予想は見事正解だった。 各主人公たちからなるストーリーの中に引っかかる箇所がチラホラあったし。2017/07/18