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講談社ノベルス
ネコソギラジカル〈下〉青色サヴァンと戯言遣い

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  • サイズ 新書判/ページ数 373p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061824003
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報



西尾 維新[ニシオ イシン]
著・文・その他

内容説明

「生きている以上、世界の終わりを物語の終わりを、諦めることはできない」“人類最悪の遊び人”たる「狐面の男」は「ぼく」こと“戯言遣い”に断言する。玖渚友との決別。想影真心の暴走。そして、復活する哀川潤…。シリーズすべてを貫く伏線の楽譜は絡まり合い、一気に奔流をはじめる!そして、そして、そして、そして、そして―ゼロ年代の小説界を駆け抜ける新青春エンタの決定版中の決定版“戯言シリーズ”、その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作、ついに大団円。

著者等紹介

西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年、『クビキリサイクル』にて第23回メフィスト賞を受賞、デビューする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひめありす@灯れ松明の火

58
4月。この世の終わりの孤島で密室殺人を解決した。5月。クローズドな少女達に人を愛する事の絶望と喜びを教えた。6月。過去に捕らわれた少女を絡繰りの糸から解放した。7月。愛知県から大量にお土産の外郎を買って帰った。8月。死なない少女達を腐りきった因果から切り離した。9月も10月も、いろいろあったけれど。でも君はハッピーエンドを迎えた。青い青い季節はこうして終わりを迎えたんだ。終わりきるわけじゃないけれど。世界も終わらないけれど。停滞しても加速しても世界は廻り続ける。ひとまずはさようなら。君を殺して私も生きる。2016/10/29

K(日和)

40
底抜けなハッピーエンド。死ぬとは辞書的定義としての生命活動の停止だけを表すわけではない。生の実感を得られるか。天才であるが故の物足りなさ。でも、この世もそんなに捨てたもんじゃないってことを、あの紅はいつも教えてくれる。ただ、あの蒼色は屋上から落ちたんじゃなかったっけか。そんなことをも超越した存在、と言ったらそれまでだが。2017/08/15

がらは℃

35
世界の終わりを見たい敵と、壮絶に戦い抜いたいーちゃん。彼の長く濃密な戯言は、終わりを告げた。果たして、物語の終わりとして相応しかったのか? 少なくとも物語の終わりが、世界の終わりでない事は示す事が出来たのかなあ。 兎に角、たくさんの個性的なキャラクター、予想外の展開の数々、面白いシリーズだったなあ。2011/08/14

Yobata

31
文庫版で〜以下略、再読。戯言シリーズ6作目(下)。戯言シリーズ最終巻。劣性遺伝子の玖渚友が死ぬ。そんな告白を受けたいーちゃんは友と離別する。そして十三階段の一人、時宮時刻によって真心が暴走し、世界の終わりが目前に迫る。いーちゃんは真心を、そして世界を救うため立ち上がる。怒涛の最終回に堂々の完結だね。友との別れ…停止していたが為に生きていて成長の代償として細胞が滅んでいく友。狐面の男との戦いをラストに持ってくるんじゃなく、玖渚友といーちゃんの話をラストに持ってくるんだね。やっぱりこの物語はいーちゃんと→2013/09/09

もち

30
「一緒に生きようと言ってくれればーーぼくは、一も二もなく、飛びついただろうのに」 狐面の男との戦争を通し、息を潜め続けていた不確定要素が一斉に芽吹く。「青色」の呪縛、「橙色」の暴走、「赤色」の帰還。役者は揃い、淘汰され、最弱と最強と最悪と最終の決戦が始まろうとしていた。戯言シリーズ、堂々のクライマックス。 始まりに終わるサブタイトルが印象的。進歩、衰退、渇望、飽和、いずれでもあり、いずれでもなかった物語を、どうか見届けて。2012/12/30

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