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講談社ノベルス
暗黒館の殺人〈下〉

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  • サイズ 新書判/ページ数 646p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061823891
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

十八年前に暗黒館で起こった殺人と不可思議な人間消失の謎を追ううち、遂に玄児の口から語られる“ダリアの宴”の真実、そして恐るべき浦登家の秘密…。いつ果てるとも知れぬ嵐の中、犯人の狂気はさらなる犠牲者を求め、物語は哀しくも凄絶な破局へと突き進む!構想から完成まで、八年の歳月を費した比類なき巨大建築。ミステリ作家・綾辻行人の全てがここに結実。

著者等紹介

綾辻行人[アヤツジユキト]
1960年、京都府生まれ。京都大学教育学部卒業。同大学院博士後期課程修了。京大推理研究会所属、在学中の87年、『十角館の殺人』でデビュー、新本格推理の旗手として注目を浴びる。92年には「館」シリーズの『時計館の殺人』で第45回日本推理作家協会賞を受賞した
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

112
ここまで必要かというくらいの大ボリューム。これは館シリーズか?という疑問もあるが面白かった。2013/11/17

とくけんちょ

72
読み応え抜群でした。幾重にも積み重なった時間の流れと人間模様。何がどうなって、誰がどうなってと家系図なしでは整理することができなかった。一般的には、目を塞ぎたくなるようなショッキングな場面、嫌悪感を感じる要素もあったが、先へ先へ読ませる力は凄い。これぞミステリーと感じさせられた。この厚みを前に逃げ出さなかった者だけが感じることができる読後感がある。2020/02/26

まるほ

63
ふぅ…読了しました。上下巻合わせて1200ページ超の二段組、かなりのボリュームでした。▼下巻でついに、浦登家の呪われた歴史・秘密が明らかとなり、カッコ書きで描かれていた“第4の視点”の正体も判明する。▼正直な感想としては「ここまでこれだけ引っ張ってきたのに、そういうオチですか…?」とちょっと興醒めしてしまったのも事実…。これまでの展開を考えると、もっと凄いオチを期待していました…。▼これまでの館シリーズとうまく関連していて、“館シリーズの集大成”といった趣き。次作以降はどのように展開するのだろうか。2021/06/12

オーウェン

58
中也が何かに襲われてから始まる下巻。 半分くらいを使い、玄児と中也が事件の経緯だったり、浦登家の秘密が解き明かされる。 ほとんど異常ともいえる家族の秘密だが、その中で人間消失などの謎が散りばめられている。 特に鏡の部分の意味が分かるときは驚く。 そして終盤は状況が反転するトリックが仕込まれており、これまでのシリーズを見てきたからこそ騙されるという形。 ある意味館シリーズの原点ともいえる作りであり、これが分かったうえで更なる館に向かっていくのだ。2023/05/29

みゆ

45
読了。長かった・・上巻の膨大な謎・伏線が下巻で解き明かされるわけだが、これはもう『謎解き』というより『種明かし』。一つ一つは「おぉっ!」なんだけど、これだけあるともう『お腹いっぱい』です。十角館のあの一行が懐かしい。館シリーズもあとわずか。がんばろう!2017/05/27

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