内容説明
「岳家軍」の旗の下、続々と集まる英雄、好漢たち。いよいよ精強さを増す岳飛の軍勢と金の大軍勢との雌雄を決する大会戦の火蓋が切られた!宋、金の戦いは、いよいよ佳境に入り、岳飛の双肩には国家の運命が重くのしかかってきた。正面から困難に立ち向かう岳飛と彼を助ける猛将たちは八面六臀の大活躍をみせるが、背後では、岳飛の命運を左右する最大の敵が力を付けつつあった。呼延灼、燕青など水滸伝の好漢たちも登場し、いよいよ面白さを増す第三巻。
著者等紹介
田中芳樹[タナカヨシキ]
昭和27年熊本県生まれ。学習院大学大学院卒。第3回幻影城新人賞、昭和63年の星雲賞受賞。壮大なスケールと緻密な構成によるSFロマン、中国歴史小説で、読者の爆発的な支持を集め、ノベルス界のスーパースターの地位を確立する。『創竜伝』シリーズは、記録破りのベストセラー街道を爆走中
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感想・レビュー
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keisuke
8
再読。岳雲はいい加減この親父を見限った方がいい気がする(笑)何回殺されかけてんだか。軍令やから特別扱いできんっていうなら、他の将軍が助命嘆願するのも間違っとるし。というか牛皐が余計な事をせんかったら問題は起きてないが。2015/06/01
さとみん
3
国家にも寿命があるらしい。無理に延命させるのは、あちこちに歪みを生じさせるだけだと思えてきた。今回は某作品で見知った名前がちらほら出てきて嬉しかった。さていよいよ後半、例の御方の暗躍が始まるんだな。2014/08/30
ジュンジュン
2
外にあっては深く進攻した金軍を撃退、内にあっては遂に秦檜登場と、岳飛活躍しつつも暗雲立ち込め始める。全編通じて流れるライトな雰囲気も今回までかな?2017/10/28
nishioda
0
梁紅玉、もっと活躍して欲しいけど、あくまで一将軍として描かれていてかえって好感が持てる。うまく言えないけれど、読者に媚びない感じといいますか。 人物がとにかく大勢で名前もうろ覚えになっていくが、気にならず読める。スイスイ読める。話の軸が面白いからかな。2017/06/27
ブラフ
0
【再読】2012/11/25