内容説明
七月。―天漢霧立上棚幡乃雲衣能飄袖鴨。死体の傍らで発見された謎めいた文字が連なる“祈願成就”の短冊が美少女・琴葉を七夕伝説に由来する殺人事件へと誘う。すべての謎の中心、「笹乙女委員会」とはいったい何なのか…?学園ラブコメディーと本格ミステリーの二重奏、「霧舎が書かずに誰が書く!」、“霧舎学園シリーズ”。七月のテーマは交換殺人。
著者等紹介
霧舎巧[キリシャタクミ]
1999年、『ドッペルゲンガー宮“あかずの扉”研究会流氷館へ』にて第十二回メフィスト賞を受賞しデビューする
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイ@2019.11.2~一時休止
47
私立霧舎学園ミステリ白書その4。今月は交換殺人。読者には交換殺人って知っている中で読むからハードルが上がっている。それくらいはあるだろうなってトリックでした。2014/09/07
ヒロユキ
31
細かな仕掛けや小ネタとか本書自体のからくりとかやりたいことはわかるのに、本作のテーマ交換殺人となると要点がよくわからなくなってしまうという謎仕様。まぁ面白かったけどややこしい(笑)2012/07/03
じゅんぢ
25
今更ながらこのシリーズの楽しみ方が分かってきた。2020/05/01
ホームズ
10
今回は交換殺人。ここまではラブコメミステリの中でもちゃんと驚かせてくれるトリックがあったけど、今回は少し微妙ですね。確かにチョット予想外な感じはありましたが前回に比べると面白みがないですかね。あまりラブコメ要素が強くなってくるのは微妙なんですけどね。2009/05/30
ほたる
9
交換殺人という宣言ありきの形を作中でそう表現してくるとは思わなかった。フーとハウが面白いのがシリーズの特徴なのかな。フーはあとがきにも書かれているようにわかりやすいけどもこれくらいが丁度良い。ラストはあらあら。あれも恐らくミスリードでしょう。2019/05/05