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講談社ノベルス
フレームアウト

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  • サイズ 新書判/ページ数 308p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061822979
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

1979年、NY―。映画編集者デイヴィッドの作業スペースに紛れ込んでいた邪悪で完璧に美しい一本のフィルム。あれは、本物の“スナッフ”!?出演女優アンジェリカと、失踪したもう一人のアンジェリカの行方を追うデイヴィッドが覗いた暗黒の淵とは?メフィスト賞史上最高級の大型新人デビュー。

著者等紹介

生垣真太郎[イケガキシンタロウ]
1973年北海道生まれ。京都大学工学部卒業後、ニューヨークへ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

不在証明

8
久々、この“メフィスト賞の作品を読んでいる”感。メフィスト賞は、世間的に評価が低くても好きな作品が多く、本作も自分の中で評価は高い。まずミステリ部分について、オビが過剰だったみたいだけど、先入観なしで読めばそんな糾弾するほどでもない。そしてとても良いと思ったのが、取っ掛かりである一本のスナッフ・フィルム―その内容。軽いネタバレだけど、純白のドレスを着た女性が、お腹にナイフを刺してドレスが赤く染まるという映像。→2016/04/27

hirayama46

4
はじめての生垣真太郎。メフィスト賞受賞作。仕事場になぜか混ざっていたスナッフ・フィルムをきっかけに、映画業界の闇の部分に近づいていくミステリ。ミステリ的にはわりにベタな作品ではありますが、アメリカ映画が好きな人にはそれなりに希求するものが……あるかなあ。衒学的な読みにくさはないのですらすら読める作品でした。2024/03/20

アツシカ

4
フレームで囲われることで生まれた物語が、フレームを破壊することで完成される。という構造が美しい。この本のタイトルはフレームアウト以外にないだろう。最後わざわざ読者を突き放したところまで含めて、書きたいものを書いた感じがしてよかった2018/02/21

ソラ

3
【読メ登録以前読了作品】2006/04/30

hit4papa

3
ミスリードをするような仕掛けが巧妙に埋め込こまれたミステリです。ありがちなサイコスリラーを逆手にとって、読者を迷路に誘い込んでしまいます。1979年のニューヨークを舞台とした騙し絵的な作品というところでしょうか。

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