感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
52
再読。相変わらず何処かとぼけた探偵役、刑事、お坊さんのとぼけた掛け合いがクセになるというか不思議な魅力。しかし、こうして覚えてる身で読み直すとトリックの一部がシュール・・・。2023/06/18
うまる
35
ダイイングメッセージが「サバ」と「ミソ」とか、発見者なだけでほぼ事件に関係ないのに、異様に出番の多い爺さんとか、一見バカっぽいんだけど、実はちゃんと本格してるのが凄いと思いました。セリフにかなりクセのある探偵役に戸惑いましたが、他の登場人物が探偵役の言葉をスルーし始めるのを見て、あぁスルーでいいんだなと(笑 地中に埋まった死体とか、謎的にもなかなか面白かったです。 ★講談社ノベルス20周年記念のプレゼント応募用に買った本。そういや密室本てうちにあったっけ??5冊買ったのに応募するの忘れたんだろうか…。2022/08/04
雪紫
24
地底の密室で奇術師が謎の餓死。そして弟子の1人がロープで縛られた密室で刺殺。2人が残した言葉は・・・「サバ」、「ミソ」(第1の被害者はサバが好物です)。地底の密室はわりと大トリックでダイイングメッセージの謎解きも良かった。だけど印象としてはトリックより何処かとぼけた会話やキャラクターにすべて持ってかれた感がある。何か妙にクセになるというか不思議な魅力があるというか。2020/01/15
ちょん
22
タイトルが笑えすぎる✨そしてお話のテンポも浅暮さんっぽくて私はすごく好きでした。密室ミステリー、ちょいちょい図で説明してくれて優しい1冊。2021/09/28
造理
5
★★★☆☆ よく分からない格言を吐く探偵役を筆頭に異常に濃い登場人物その他ユーモア抜群で楽しく読めました。一方ミステリ部分は「サバ」「ミソ」というダイイングメッセージと2つの密室殺人という極めてオーソドックスなもので、このアンバランスさで独特の作品になっています。ユーモアミステリの傑作。2017/06/04