内容説明
あの少年名探偵・虹北恭助がまたまた帰ってきた!池の鯉はどうして殺されたのか―?クリスマスイブの夜、病院に現れた謎の「サンタさん」とは―?美少女・野村響子ちゃんをワトソン役に、虹北恭助(とカメラ屋の若旦那)の推理が冴える!はやみねかおるの新本格ミステリ魂がいっぱいにつまった一冊。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年生まれ。三重大学教育学部卒。無類の新本格ミステリマニア。小学校の教師となり、クラスの本嫌いの子供たちを夢中にさせる本を探すうちに、自ら小説を書きはじめる。『怪盗道化師』で第30回講談社児童文学新人賞に入選
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ピカ
16
もう響子が高校受験生に……。恭助、もっと頻繁に帰ってこないと主役の座が若旦那にかっさらわれるよ(笑)一話目は暴れん坊の噂話に隠れる思いやりにほっこり。最後、はっきり書かずに「春霞 春の正夢 春の幻想(ゆめ)」って話をくくるセンスが好き。二話目は構成が一番好き!ふぅっと感じる赤い夢の酩酊感に心が踊った。「映し世は夢 余の夢こそ真実(まこと)」のしゃれが効いてるなと。三話目のウサンタのお話は、病院に忍び込むシーンがお気に入り(笑)恭助の探し物と欲しかったものが気になるなあ。三話とも甘いラストで満足!2014/12/25
にゃほ@灯れ松明の火
7
やっぱおもしろい~!!2012/11/20
くまたす
6
★★★★☆虹北恭助シリーズ3作目。響子の同級生・鉄也の乱暴な行動の真相とは?商店街の池の鯉を殺した犯人とは?帰国した恭助が謎に挑む。前作に比べてラブ要素が多めで、恭助もそれなりに活躍する。由美子さんたちの結婚式の馴れ初め紹介ビデオが、何でミステリー映画になり、最終的に破壊と混沌の結末を迎えるのか…若旦那の暴走ぶりは健在。位置付け的には児童書寄りなのだろうが、考えさせられる問題提起もあり、ラノベにはない物語の重みが出ている。響子と恭助の恋にやきもきしたり、散りばめられた小ネタを楽しんだりと、満足の一冊。2020/12/30
𝓚𝓸𝓉𝓸
4
再再読ぐらい。はやみねさんの本の登場人物とどんどん同い年になって追い越していく。2012/02/27
ピエール
4
前作より恭助の出番が多くて嬉しいです。なんだかんだいって話の最後には仲の良い恭助と響子が見れるのも好き。若旦那は作者のお気に入りなんですね。出番多すぎです。2010/05/12