内容説明
「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる―。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。
著者等紹介
西尾維新［ニシオイシン］
１９８１年生まれ。立命館大学在学中。２００２年、『クビキリサイクル』にて第２３回メフィスト賞を受賞、「京都の二十歳」としてデビューする
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感想・レビュー
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海猫
89
ミステリーの要素もあるにはあるが女子高を舞台にした殺戮大活劇として楽しんだ。萌えキャラ殺しの西尾と言われるわけがわかった。2012/05/13
ひめありす＠灯れ松明の火
66
十年ぶりの戯言祭り、ならぬ戯言纏め、戯言塗れ。密室本・袋とじフェアの一冊なのでその都合で薄いのだそうです。私が持っているのは版を重ねたものなので通常版。残念すぎるヒロインまみれという意味では後の『物語』シリーズ的で、女の子との道中という意味では『刀語』シリーズ的な一冊。おまけでアルトリコーダーは『少女不十分』的ですね。タイトルが作中に直接明文化されているのは初めてで、なんとなくやっぱり例外的なのかなという感じです。子荻ちゃん、姫ちゃん、玉藻ちゃんと個性的なヒロインが一杯。子荻ちゃん生かしてあげたかったなー2016/10/16
扉のこちら側
60
初読。死者数40人とは驚愕。ファンタジー色が強い。2010/03/31
がらは℃
47
学園という閉鎖された世界で、いーちゃんが右往左往。相変わらずの無敵っぷりの哀川さんが、またしてもすべてを持って行った感じだなあ。2010/10/16
くろり - しろくろりちよ
41
『戯言』シリー三作目。ある高校からある女の子の救出劇―と見せかけて、実は。人類最強の請負人といーちゃんが潜入した学校は特殊養成機関。その中でも恐れられる糸使い「ジグザグ」。彼女の心の中には、師への思いと学校への破壊と赤き請負人への情景と、それでも全てを失うような策を練る自分との矛盾が混在して、それがいーちゃんを通して全て欠陥が透かされるように明るみに出て、幸せだったのかな、ねぇいーちゃん。戯言だけどね。2011/12/17
