内容説明
人種と性別が綯い交ぜになった五人分のボディで構成された肉体を持つ男、三溝耕平が新世紀の東京に舞い戻るとき、終末を告げる喇叭が鳴り響く。左右対称の鏡人間、脳内に潜むハルトゼーカーの小人、アパートの軒下で暮らす透明な子供…。耕平とその元恋人の研修医・福山さつきが遭遇する奇怪な人物と事件があぶり出す東京の真実とは!?現代の語り部、大塚英志があの「世紀末」に捧げるもうひとつの黙示録。
著者等紹介
大塚英志[オオツカエイジ]
1958年、東京生まれ
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