内容説明
六人の科学者が集う土井超音波研究所。そこに通じる唯一の橋が爆破され、山中深くに築かれた研究所は陸の孤島となった。仮面の博士が主催する、所内でのパーティの最中に死体が発見される。招待されていた瀬在丸紅子たちは真相の究明に乗り出すが…。森ミステリィの怜悧な論理が冴えるVシリーズ第七弾。
著者等紹介
森博嗣[モリヒロシ]
1957年愛知県生まれ。現在、国立某大学の工学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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igaiga
26
結局練無が招待されたのはなんだったんだろう?誰それの娘によく似たとかそういう意味深な設定ながら殺されかけた理由がまさかのそんな理由!?どうやらまだ土井研究所は出てくるのでそっちに期待。期待して解決されなかったら泣く(笑)しかし・・・紅子さんの七夏への「理解するのに慎重な云々・・」って強烈だよー。2017/09/08
ぽぽ♪
25
解決した後に拗ねる紅子が可愛かったです。紅子と七夏のネチネチとしたバトルに、うんざり。林より立松の方が七夏には合ってる気がします。立松と七夏の会話が、七夏の素が出てる気がします。2014/12/02
さく
20
れんちゃんのことで紅子さんが怒っていたのが嬉しかった。今回の主役は紅子さんだった。もうVシリーズも7作目。最近、他の本を読んでいても森博嗣の本が読みたくて仕方がなくなる。2017/05/20
佐島楓
20
Vシリーズ第7弾。閉鎖空間で起こる殺人と、お膳立ては古典的な本格ミステリのよう。舞台が研究所ということで「すべてがFになる」を思い出しました。これまでにない危機があったり、紅子さんの意外な一面が明らかになったりと、発見が多い巻でした。2013/09/19
那由多
17
招待された山奥の超音波研究所がクローズドサークルの舞台になる、大好物設定。