講談社ノベルス<br> DOOMSDAY―審判の夜

講談社ノベルス
DOOMSDAY―審判の夜

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  • サイズ 新書判/ページ数 508p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061821996
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

…よ、水兵。敵が目の前にいるぞ!さあ、どうする?…殺して、殺して、殺しまくります!監獄から出所したばかりの元SEAL隊員コウイチ=ハヤシ。彼が新しく住み着いた北米の田舎町に、突如E.T.が出現。全編殺戮、剥き出しのルサンチマンが躍るメフィスト賞受賞作!新本格SF誕生の狼煙。

著者等紹介

津村巧[ツムラタクミ]
197X年千葉県生まれ。北米を転々とした後、広島に移り住む
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるも

12
メフィスト賞制覇に向けて読了。分厚い上に登場人物がとてつもなく多いですが、書き分けがきちんと出来ていて意外に読みやすかったです(個人的にカタカナが苦手なので名前を覚えるのに苦労しましたが/笑)。虫けらのように人が死んでいく中で、極限状態に陥った人間の本性が恐ろしいです。そんな状況下で責任とか名誉とか言ってる奴らを張り倒してやりたくなります。伏線が見事に効いていて、最後の最後がちょっとやりきれないですね。もうちょっとハヤシの人間性を知りたかったかなぁ…という思いはありますが、とても面白い作品と出会えました!2010/04/22

閲覧室

8
…。文章に清潔感がない。作中の大部分で登場人物達が4文字言葉や差別用語満載で罵り合っているので読み進む程に疲労感が募った。ストーリーは非常にシンプルで、目まぐるしく切り替わる視点を用い、地球外生命体に狩られて行く人間の様子が延々と描写されていく。死の描写にバトロワのようなレパートリーの豊富さはないので驚く程単調。ページ数の割りには短時間で消化出来た。鮮やかなオチもなく退屈ではあったが、ハマる人はハマるだろう。2011/01/21

アツシカ

7
宇宙人がやってきて馬鹿が次々死んでいく話。シンプルを極めていてB級の美学を感じる。添え物程度にハヤシの物語があったような気もするけれど、読み終わった後には殺戮シーンしか記憶に残らなかった。でもそれでいいのだ!小細工を弄することなくまっすぐ突き進む横綱相撲そのものだった2018/02/25

hit4papa

6
米国の地方都市に突然降り立った二体の異星人がひたすら住民たちを殺戮するというお話です。俗物っぷり甚だしい人々が右往左往するのですが、どうにも本筋と上手くリンクしていないようです。次々にたおれていくものたちには、感情移入ができない分、悲惨さも感じなければ、破滅的な可笑しさも伝わりません。そもそも、異星人が何をしているのかというのが、想像がつくのですよね。パロディーだぞという潔さがあったほうが良かったかもしれません。

hiroy

5
DAY繋がり。のっけから胸糞な場面で酷い。冗長としか言えない展開が、町が襲われ始める中盤まで。何故か引き伸ばすのに必死? 事件発生後もヤラレモブキャラのプロフィールが一々紹介される始末。頁数増えると何かいいことあるのか?終盤、必然的に主要キャラに場面が集中するがダラダラ締まりがなく、近親者を殺された者の行動があまりに不自然で全く共感出来ず。エイリアンの目的というオチまでまさかのガッカリもので、久々に読むのが苦痛な一冊。東洋人に対する侮蔑用語だけはバリエーション豊かで面白かった。ニンテンドーは食わないってw2012/04/01

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