内容説明
「退屈凌ぎではない、映画の様な人生を」。このメールを受け取って、ネット上から消えた8人の謎を追う車谷エリカと道長円。病院から失綜した11人を調査する座木とリベザル。4人の惨殺事件を捜査する高遠と葉山。三つの事件が絡み合い錯綜するなか、傍観を決め込む秋だが…。
著者等紹介
高里椎奈[タカサトシイナ]
1976年12月27日生。芝工機械科卒
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
扉のこちら側
32
再読。登場人物が増えていくが、キャラクターがしっかりしているから誰だっけ?ということにならずに読める。秋と直也の友情。花花の二人の話をもっと読みたい。2013/05/25
扉のこちら側
12
初読。三つの事件の接点が明らかになる過程が面白かった。公園に内臓だけがぽとんと落ちているとは怖い…。直也のイェンリイの憂いを帯びた雰囲気が好き。2010/02/02
hirune
8
骨まで食べるのにレバーだけ残すとは、究極の偏食なのか…?秋は嫌いでも妖怪に優しい対応ですね。あのお馬さんは草食でも生きていけるのかな〜?「あなたを信じていますから…先に逝かないでください」とか、座木はリベザルに負けない寂しがり屋だったのか☆珍しく題名が内容に合ってましたねー2013/12/04
はるき
4
薬屋を訪れる妖怪が何ともキュート。人間との共存を主目的にしての探偵活動はどこかユーモラス。秋最強説は揺るがず。座木の種族的属性も相変わらず。頼りないながらもリベザルも成長中。総出演かと思うぐらいのサービス巻だが、一番嬉しいのは高校生コンビの活躍。エリカちゃん嫌だったんだけど、今時いない一直線な性格が結構新鮮。人間も妖怪も性格次第ってところです。2013/08/06
アヤ
3
割と好きな展開だったかと。人間の仕業だからかと思わせておいて、実は妖怪も絡んでいたからだ、というあたりが。2011/09/13