内容説明
世界一周中の豪華客船ヒミコ号。乗客の持ち込んだ、天才画家・関根朔太の自画像を盗み出すのが怪盗に課せられた今回の任務であった。許された時間は那古野から宮崎までの一日半だけ。なぜか小鳥遊練無たちも無賃乗船したまま航海は続いたが、突然の銃声の後、男性客の消失事件が発生。楽しい旅行は意外な方向へ。
著者等紹介
森博嗣［モリヒロシ］
１９５７年愛知県生まれ。現在、国立某大学の工学部助教授
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
45
休み休みやっと再読！もうね、最後の余韻がたまらないよね…。保呂草さんはしこちゃんへの対応とか、他への取り繕ったような態度から、どんな人間かわからないところがあるけれど、基本ものすごく優しいんだろうなぁ。だから、しこちゃんにも後々のこと考えてあんな態度なんだろうなとか。紅子さんはそういうところとかも実はわかってて、ほんとのことを言わないで保呂草さんと付き合いを持ってるんだろうし。ほんとに好きな作品。最後の手紙はたまらないよね。2017/01/24
ぽぽ♪
39
今回もタイトルが秀逸です。英語と日本語が見事にマッチしています。いつもはちょっと苦手な紫子が可愛かったです。相変わらず林の魅力が判らない。紅子と七夏のバトルは嫌な気分にしかならないです。保呂草も相変わらずﾐｽﾃﾘｱｽ。ﾗｽﾄの手紙が良かったです。2014/12/01
TAMA
28
2017年40冊目読了。再読のはずだけどすっかり内容は忘れていたので楽しんで読めました。前作辺りからVシリーズの肝のような感じが始まって、残りを読むのが惜しい気持ちになります。しかし、全シリーズ通しての相関図が欲しいなぁ（前も書いたかも）2017/05/05
ｉｇａｉｇａ
26
再読ですっかり忘れてたんだけど、そうだそうだ。そういえばそうだった。っていうか、当たってた。思い出したって感じの１冊。前作の練ちゃんに続き、今回は紫子ちゃんがなんか切ないなぁー。絵の移動トリックはキャッツアイみたい(笑)2017/09/06
さく
23
保呂草さん、活躍しすぎでしょ。こっちにもあっちにも保呂草さん。絵を届けることにする決断がかっこいい。vシリーズは登場人物につかみどころがないけど、今回のでますますつかみどころがなくなったなぁ。2017/05/11
