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講談社ノベルス
殺竜事件―a case of dragonslayer

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  • サイズ 新書判/ページ数 268p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061821354
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

不死身の竜は、誰に、なぜ、いかにして刺殺された!?『ブギーポップ』の上遠野浩平が挑む、ミステリーとファンタジーの二重奏。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

51
再読。ブギーポップとのリンクも示唆されたようなので読んでみた。絶対的な存在である竜が殺された事件を追って、世界を駆け巡る三人の物語。そうか、界面干渉という学問からして、霧間先生の文献が在ってのものなのね。暗殺者が意外とヤられキャラだったのに比べ、マーマジャールの超人ぶりが際立ってたなぁ、サイヤ人みたいでw2016/11/17

とくとく

28
不死身のはずの竜が、何者かによって殺された。戦乱の講和のため、竜の住むという里にやってきたレーゼ大尉とクリストフ少佐は、仮面をつけた変人、戦地調停士ED(エド)と共に竜の死骸を発見してしまった。3人は、何やかんやで犯人探しをすることに。期限は1ヶ月。一体、誰が、何のために、どうやって竜を殺したのか…?お気に入りさんの紹介^ ^ファンタジーはほとんど読まないので、最初はとまどいましたが、スルスルと読めました。登場人物の3人にそれぞれ見せ場があって◎。ファンタジーミステリ有りですね!EDがいい、普通に好き。2016/10/01

つたもみじ

28
善悪を超越した存在…不死身の竜。その不死身の筈の竜が殺された。不死身の竜は誰に、どうやって、刺殺されたのか。ファンタジーとミステリの融合。謎を追い、戦地調停士・エド(ED)、風の騎士・ヒース、レーゼ大尉の三人は旅に出る。ミステリ部分でいえば、犯人は最初から…ねえ、という感じなのですが。竜に出会った人を探し各地を巡る旅はスピード感があって面白かった。三人のキャラが立ってて魅力的。ED(マークウィッスル)の過去や、ヒースロゥとの関係とか気になる。あと、戦士・マーマジャールの恰好良さは卑怯レベル。2016/01/19

ヱロ本Gメン

22
すごく面白かった。主人公だけでなく小説そのものも仮面を被っている。ミステリーとファンタジィという仮面の下に潜むテーマはピエロのように愚かさを憂い、カルナバルのように愛を嘆く普遍的なものだ。使い古されたエンタメ手法に語り尽くされたテーマ。それでもこの小説に魅了されるのは新しい刺激を感じさせるから。それは小説内で語られる界面干渉を思い起こさせる。語りすぎちゃってる後書もなかなか興味深い。こりゃ続きを読まねばなるまい。2016/02/06

ダージリン

20
「残酷号」まで読んだけど、最初の話をおさらいする(笑)。レーゼが風の騎士とエドに出会い、事件解決のために旅をする・・・結末のインパクトは色褪せない。2016/10/31

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