出版社内容情報
【内容紹介】
JDC。執筆2年。極限流水節1000ページ！！
流水大説史上最大の目くるめく「解決編」！
世紀末ミステリの大怪作、『コズミック』『ジョーカー』を2乗するスケールで迫る大傑作。炸裂する事件＆うなる流水節。これがエンタテインメントだ！
●「まえがき」
1999年という記念すべき年に、『カーニバル・デイ』という作品を完成させた。それだけで、この世に生まれてきた甲斐はあったと思います。質・量とともに最高の、これまでの人生と創作活動すべてを総決算する内容になりました。本作品は清涼院流水の転換点（ターニング・ポイント）であると同時に、新しい世界へと通じる扉を示す発火点（バーニング・ポイント）となるものです。この本を読み通すことで、物語の謎解きとは別に、読者（あなた）はただ1人の例外なく自分（あなた）独自の「答え」を手に入れるはずです。この本を読み終える日こそ、読者のメモリアル・デイ、新しい人生の記念日。読者の人生を監視（チェック）しているのは常に自分（あなた）自身という単純（シンプル）な事実が、この物語では明白な形で示されます。願わくば、読者が読書によって御自分に下す審判素晴らしいものであらんことを
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
PSV
9
あ…ありのまま 今起こった事を話すぜ！『おれは 講談社の小説を読んでると思ったらいつのまにか大説を読んでた』な…なにを言ってるのかわからねーと思うがおれも 何を読んでるかわからなかった…頭がどうにかなりそうだった…催眠術だとか超スピードとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねぇ もっと恐ろしいものの片鱗を読まされたぜ…… ★★★★★ 聖書ですね、わかります2012/04/24
sororddr
6
これはヒドイｗ（いい意味で） 元々ミステリとしてそんなに期待してなかったけど、これはもうSFとファンタジーの融合 まあ面白かったのは事実2011/02/02
まるも
4
○○○○○は復活したのに○○○○○は復活しませんでしたね（号泣）なにをもって探偵とするか、もう分からなくなってきました。やはりここまで広げた大風呂敷をたたむなどは不可能で、諦めの境地でしたが、こんな終わり方とはっ!!（いい意味か悪い意味かは書かないでおきます）次は彩文家事件に挑みたいと思います。2009/08/26
huyukiitoichi
4
紛れもなく凄いものを読んだぞ！ 凄いぞ！ 全ての業界に清涼院流水があらわれればいーんだ！2009/01/30
c
3
最早、アウトサイダーアートの領域。ツイッターでややバズっていたので「コズミック」を読み返したのを切っ掛けに、「彩紋家事件」「ジョーカー」、そしてこの「カーニバル」連作も再読してみたが、改めて読んでも本当に酷い。レトリックではなく、単純に酷い出来である。「カーニバル」に比べれば「コズミック」「ジョーカー」はまだ、人間のために書かれた作品だった。「カーニバル」連作はある種の信仰や崇拝の体現、要するに神との対話であり、個人的なポゼッションかオブセッションでしかない。「大本神諭」とか「人間革命」のようなものだ。2019/10/16
