内容説明
新潟と長野で起きた殺人。容疑者の美人双子姉妹には鉄壁のアリバイがあった。壊れた時計、時刻表、ビデオ・テープ―ミステリの必須アイテムに新たな生命を吹き込むスリリングな表題作に、どんでん返しの醍醐味が堪能できる倒叙短編の二編をプラス。思いもよらない一点から完全犯罪を瓦解させる推理のキレ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コマンドー者
1
蘇部 健一は六枚のとんかつなどバカミス作家のイメージが強いが、もともとは鮎川氏主宰の本格推理入賞者の過去から分かるように本格志向の作家だが、それが顕著に出た作品集。コテコテの双子アリバイトリックネタを取り上げながらも一ひねりしてあるのがこの著者らしい。2020/03/15
二分五厘
1
2003.4.2
POWER
1
正直この程度の小説でお金をもらっていいのか、と思う。「六枚のとんかつ」はまぁまぁ面白かったけど、これは・・・。
寒っ!!
1
長編のトリックは見え見えだけど短編は気が利いていた。話をもっと膨らませたらさらに面白くできそう。2012/07/11
きりだんご🐱新潮部
1
●家にあるのを再読2010/05/04