講談社ノベルス<br> 塗仏の宴 宴の支度

講談社ノベルス
塗仏の宴 宴の支度

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  • サイズ 新書判/ページ数 613p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061820029
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

昭和二十八年春。小説家、関口巽の許に奇怪な取材依頼が齎された。伊豆山中の集落が住人ごとに忽然と消え失せたのだからという。調査に赴いた関口に郷土史家を名乗る和装の男が嘯く。―「世の中には不思議でないものなどないのです」。男が現出させたこの世ならざる怪異。関口は異空間へと誘われるのか?六つの妖怪の物語で、「宴」の「支度」は整い、その結末は「始末」にて明らかとなる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

優希

73
ノベルズで再読です。シリーズに出てきた人々と絡み合う怪異。短編でありながら全ての物語は1つに繋がるという複雑な流れは流石としか言えません。この世とは非ざる怪異現象に異空間の口が開かれました。宴の「支度」は整い、「始末」へと続きます。2018/08/08

散桜

51
新年初読み。ですが、失敗した、これ、絶対絡新婦の理から読まなきゃいけないやつだ…。図書館にもないので買って積んであるので早急にそっちを読みます…ですがやはり引き込まれる!これは始末を読んでしまおうか……。様々な要素が絡んで絡んでどうなることか。さぁ京極堂はどうやって始末をしてくれるかな?2015/01/03

優希

48
再読です、6編の妖怪の物語。それぞれに謎が紡がれ、メインの登場人物も変わっています。それぞれの物語が怪しげな空気が漂い、微妙に交錯し合うのに引き込まれました。宴の支度は整いましたー。2024/01/01

Tanaka9999

40
あまり関係がなさそうな短編がつながっていく。多くが怪しげな宗教的な団体が関わっている。関係なさそうな事柄が最後にまとまっていくのは、このシリーズのひとつのパターン。長すぎ、重すぎで一部走り読みになってしまった。おそらく最後の最後の部分は頭が大混乱に陥るのが今から目に見えるようだ。2019/09/04

藤月はな(灯れ松明の火)

39
再読です。私にとって一番、好きな作品ですね^^事件の度に彼岸と此岸を厭いながらも惹かれてしまう関君がある人物の奸計で遂に彼岸に片足を突っ込んでしまうっ!?何度、読んでも怪しげな宗教団体に惑わされるオールスター&名脇役達や関君の無事を願がわずにはいられません。周りを巻き込んだ全ての宴の支度は整い、衝撃の事実が待ち受ける宴へ向けて加速する。京極堂はまだか!!早くっ、来てくれ><2010/09/12

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