講談社ノベルス<br> 六枚のとんかつ

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講談社ノベルス
六枚のとんかつ

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  • サイズ 新書判/ページ数 372p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061819825
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

『メフィスト賞』第三回受賞作。大笑いか激怒かっ!?決して読む者の妥協を許さぬ超絶アホバカ・ミステリの決定版、遂に登場!流麗にしてクレバー。この“難問”を自力で解いた時には感動すらおぼえる表題作。思わず“ナルホド”とヒザを打つ『音の気がかり』。“ウゲッ”と絶句する『しおかぜ17号四十九分の壁』他、全15編+αを完全収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

雪紫

74
ノベルスにて再読。文庫でカットされたり統合されたのに絞って。2「パンは知っていた」カタカナ・パンとか、個人の店で大丈夫かと思った。これブラックユーモアでしょ。揚げ餃子パン気になる。7「チチカエル」開幕一行目からお莫迦。真相の絵は吹く。9「解けないパズル」なんとしてもお下品ネタをねじこんでいくスタイル。12「張り込み」某銭湯ミステリ想像してたから思ったよりまとも。ある意味裏話やトリックを思いついたきっかけや元ネタが書かれたあとがきが濃い。あれ?「欠けているもの」大枠以外かなり別物じゃん!文庫の図が綺麗過ぎ。2022/10/14

ゆきちん

46
初読みさん。保険会社の私が、友人の推理作家古藤か後輩で120キロの巨漢の早乙女と謎解きする短編ミステリー15個。全部ユーモア?コミカル?ちょっとお下品なのも混じって、なんせおちょくったような内容。最初の1つ2つは「子供だましかよ、読むのやめようか(-_-#)」と思ったけど、癖になる。すっかり虜に。意外としっかりトリックしてるのもあり、二重、三重に謎解きしてるのとかもあったり、気分転換にピッタリかと思います。重い本の後にどうぞ。2016/09/25

Y2K☮

37
ふはははは(爆笑) 全く世間は広い。こんなミステリィがあったとは。プロレスでいうなら妖しさ全開のドインディ。最初の「音の気がかり」の段階でもう笑いが止まらなかった。ただ表紙には「驚天動地のアホバカ・トリック」とあるが作品自体はバカにしたものじゃない。真面目ぶった読者の頭へ須藤元気のバックブローみたいに斬新な角度から飛び込んでくる。これもミステリィだろという痛快さ。特に「桂男爵の舞踏会」が白眉。旺盛な好奇心とユニークな着眼点、豊富な読書量、そして分け隔てなく広く伸ばしたアンテナの賜物。シリーズを制覇したい。2017/10/16

鱒子

35
図書館本。バーナード嬢の長谷川さんオススメ(?)で、気になっていた本。「驚天動地のアホバカ・トリックス、ユーモア・ミステリの最終兵器」の煽り通りの本(^^)。推理短編集です。最初の推理では間違え、次の推理こそ真実!という作りになっている作品が多いのですが、結局はどの推理もアホバカトリックです。「ないわっっ(/--)/\。ちゃぶ台返し!!」ツッコミ待ちの面白い本です(^◇^;)2017/02/11

sora

18
「六枚のとんかつ」という題に惹かれて、読みました。内容は、「あほらしい、馬鹿馬鹿しい」話。でも、これが結構いけるのです。そして最高に笑ったのは、読み終えて、作者蘇部健一の写真付きプロフィールを見たとき。絶対受けますよ。だって、一昔前のサラリーマンみたい。おまけに眉毛だけが亀有公園前派出所の・・・・似ている!!この顔で書いた本なんだと思うと、最高に面白いです。2013/11/11

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