講談社ノベルス<br> 時計館の殺人

講談社ノベルス
時計館の殺人

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  • サイズ 新書判/ページ数 476p/高さ 18X11cm
  • 商品コード 9784061815506
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

多くの死者の想いこもり、少女の亡霊が徘徊するという時計館。訪れた九人の男女を待ち受けるのは無差別殺人。悪夢の三日間の後、生き残る者は果たしているのか。―最終章80頁にわたって次々に解明されるめくるめく真相。これほど悽愴絢爛たるクライマックスを持つ本格ミステリが、かつてあっただろうか。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とも

29
★★★★★シリーズ第5作目にして、これまでの中でも最大の傑作。実は犯人の想定は途中で、ある程度の想定はできたのだが、そのトリックが分からない。練りに練られたストーリーに、最後は驚愕の終結。これほどのまでの作品と生み出せる作者に感嘆するしかない。2020/07/19

うさっち

27
シリーズ第5弾。幽霊検証のため時計館に集まった男女が密室で一人、また一人と殺されていく恐怖はなかなかでした♪本は分厚いし、登場人物が多くて名前覚えられずに何度も人物一覧を見ながら頭フル回転で疲れたけど面白かったです。2015/06/23

浅見ヨシヒロ

20
分厚いから読めるか不安でしたけどあっという間でしたね。これまでの館シリーズの中で一番スケールが大きいかも。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、今度のトリックも見事。毎回綺麗にだまされてます。2014/03/06

山田太郎

20
再読。トリックは覚えてたけど、犯人はさっぱり覚えてなかったけど、すぐわかった。はじめて読んだときはえらく面白かった気がしたけど、今回はそうでもなかった。2010/10/04

うみ

16
「神か悪魔か綾辻行人か!」。そんな煽り文句がうたわれた帯は、残念ながら自分が買った版にはもうなかったのだけれど、その言葉には素直に頷くより他はなく。よくもまあこんな館を思い付くものだなあと、そしてよくもまあこんな美しく描くものだなあと、しみじみ思う。中村青司ランキングNO.1です、時計館。館そのものも、物語の謎も、トリックの凄まじさも何もかも。その印象はあまりに強烈で、さらに再読を重ねすぎて全てを忘れることなど最早不可能なれど、もう1度初めて読んだ時の衝撃を受けたいなあと切に望む1冊。それが時計館の殺人。2023/02/11

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