内容説明
あの信濃譲二が劇団〈神技〉に参加したとき、「殺人者」が緻密にそして大胆に作りあげた「仕掛け」はすでに作動していた。劇中で三人の命を奪うために用意されたナイフが、公演初日、本物の血を吸ったのだ!作中に巧妙に隠されたダイイングメッセージが信濃によって解読されたとき、読者は言葉を失うことだろう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カーゾン
1
M:結局3作目も手に取る。冒頭今までの探偵が死んで「え?」となったが、お約束の”なりすまし”で本物は後からちゃんと出てきた。ラストはちょっと悲しいけど、この探偵での謎解きは終わりにしたいと作者は考えていたのでしょうね。 トリックは小粒感がありますが、プロットの上達を感じました。1989/11/01
かずぴー
1
動かないじゃん。2015/09/21
アサノハ@DDD3待ち
1
信濃譲二の登場する長編物としてはこれが最終巻。短編もあるようですが。読んだことを嬉しく感じる程面白かったし、いい終わり方をしてくれました。本を開いてすぐ、たった2行でものすごい衝撃を受けた割に、話はなかなか盛り上がらず序盤はまどろっこしさを感じましたが、中盤からは本当に良かった。こういうの大好きです。しかし最後の事件についてはもうちょっと前置きや伏線があっても良かったかな。トリックのごく一部分についてはぼんやりと予想がついたものの、全体となるとまるでダメでした……。2012/08/11
K
1
衝撃的なプロローグから始まる「家シリーズ」第3弾。どんでん返しや大掛かりな作者のトリック。最後のカーテンコールで謎が全て解ける。2011/06/03
二分五厘
0
1989.9.3