内容説明
歌麿にアリバイがない!写楽が活躍した11ヵ月間、歌麿はどこで何をしていたのか?なぜ作品を発表しなかったのか?やはり歌麿が写楽だったのか…。世界一の美人画絵師をめぐる現代の罠と、歴史の謎に挑む塔馬双太郎の冴えわたる頭脳。大きな仕掛けでまたも読者を唸らせる高橋ミステリーの最高傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雀
2
★★★☆☆ 再読。連作短編集。『写楽殺人事件』では著者は写楽=近松昌栄を取り上げていて、説得力もある。でもこの本では写楽=歌麿に肩入れして、こちらも説得力ありまくり。(でもその後一般的に有力になったのは巡り巡って「やっぱり斎藤十郎兵衛」。学術的にはとにかく)写楽については高橋勝彦以外にも多くの作家が取り上げてて読み比べが楽しい。2022/02/11
mike
0
「写楽殺人事件」では写楽=秋田蘭画の近松昌栄説を唱えていましたが、この本では写楽=歌麿説となっています^^ どちらも説得力があるな。歌麿をめぐる殺人事件や詐欺事件の連作。2014/10/21
キリン
0
面白かったー。続編希望と思いつつ20年以上前の作品なんですよね。2010/11/16